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Euphorbia similiramea

ユーフォルビア・シミリラメア

Euphorbia similiramea ユーフォルビア・シミリラメア

とにかく厳つい印象のシミリラメア

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々しい見た目が魅力の珍種、“ユーフォルビア・シミリラメア”です。


ケニア、タンザニアが原産で、標高1,000-1,700mほどの低木林や、火山岩の多い草原地帯に自生しています。

種小名の 'similiramea' は、ラテン語で“枝のような”という意味で、'similis'(似ている、xxのような)+ 'rameus'(枝)の合成語です。

1987年にイギリスのキュー王立植物園の植物学者スーザン・カーター氏(Susan Carter)によって記載された比較的新しい種です。

大きく発達した塊根をもっており、塊根からは鋭いトゲだらけの枝を密に伸ばします。
成熟した株になると、直径30cmほどの大きさにまで成長するようです(枝を含めた大きさ)。

自生地では塊根は地面に埋まっていて、地表にはトゲだらけの枝だけ出しています。
自生での写真を見ると、枝も強烈な太陽で表面が赤茶く焼けているので、確かに種小名どおりアカシアなどの木の枝に見えるかも知れませんね。

灰色がかった緑色をした枝にはうっすらと模様が入ります。
成長期になると、この枝のところどころから厳つい見た目と違って可愛らしい黄色く小さな花を咲かせます。

このような塊根からトゲだらけの枝を生やすタイプのユーフォルビアは南アフリカ産のものが多いのですが、ケニア・タンザニアにも少数ながら本種のような珍しい種も自生しています。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

ケニア、タンザニア

【置き場所】

一年を通して適度な日光のあたる、風通しの良い場所で管理します。
ユーフォルビア・シミリラメアは、日光が不足した場合や、風通しが悪い場合に枝が細長く徒長してしまうため注意が必要です。
また、日光が不足すると枝の模様も薄くなってしまいます。
ただし真夏の直射日光など日差しが強すぎると葉が赤く焼けてしまうこともあるので、その場合は日光の当たる時間を調節したり、若干遮光した環境で育てましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が完全に乾いてから水やりをします。
塊根から枝を伸ばすタイプのユーフォルビアは、水やりの頻度が多いと枝がヒョロヒョロと伸びてしまいますので、水はなるべく控えめの方が丈の詰まった良い株になります。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、春までは断水気味に管理します。
ただ、ユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に一度ぐらい土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防しましょう。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いているぐらいが良いでしょう。

【肥料】

成長期の夏に2・3回、ごくごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・シミリラメアは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
冬に葉を落とすユーフォルビアが多い中、ユーフォルビア・シミリラメアは室内のある程度暖かく明るい場所であれば冬も葉を落とさず越冬します。
休眠中も適度に日光に当て、日中にある程度の温度を確保すると耐寒性も良くなるようです。