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Euphorbia schinzii

降魔の剣

Euphorbia schinzii 降魔の剣

“降魔の剣”こと、ユーフォルビア・スィンズィー

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枝系のマイナー種、“ユーフォルビア・スィンズィー”です。


南アフリカ - リンポポ州、クワズールナタール州と、ボツワナ、ジンバブエの南部が原産の小型種。
岩だらけの小さな丘陵や、低木の乾燥林などに自生しています。

種小名の 'schinzii' は、スイスの植物学者、ハンズ・スィンズ博士(Dr. Hans Schinz)の名を取って命名されました。
日本人にとってはとても発音しずらい名前ですね。

緑色の枝を無数に伸ばす緑枝系のユーフォルビアで、成長しても高さ15-20cmほどにしかなりません。
四角柱形のやや軟質の枝からは、細く鋭いトゲを無数に生やします。

枝は分枝せず、やや塊根状になった根から四方八方に無数に伸ばしコンパクトな群生を形成します。
有る程度の大きさに成長すると、枝の先端付近から黄色く小さな花を咲かせます。

見た目も地味なためか、ほとんど流通もしていないマイナー種ですが、日本では“降魔の剣”というファンタスティックな和名が与えられています。
こんな仰々しい名前を与えるほどの特徴もないと思うのですが、、、命名者はこの種に特別な思い入れでもあったのでしょうか、、、?


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ - リンポポ州、クワズールナタール州、ボツワナ、ジンバブエ南部

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
あまりに日光が強い場所では焼けてしまう場合もあるので、その際は若干遮光します。その場合でも風通しは確保しましょう。
ユーフォルビア・スィンズィーは日光が不足したり風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・スィンズィーはユーフォルビアの中では比較的寒さには強いほうですが、冬は暖かいところで管理した方が安全です。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。