isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Euphorbia phillipsiae

ユーフォルビア・フィリプシアエ

Euphorbia phillipsiae ユーフォルビア・フィリプシアエ

ごついトゲを生やしたフィリプシアエ

Euphorbia phillipsiae ユーフォルビア・フィリプシアエ image_1 Euphorbia phillipsiae ユーフォルビア・フィリプシアエ image_2 Euphorbia phillipsiae ユーフォルビア・フィリプシアエ image_3 Euphorbia phillipsiae ユーフォルビア・フィリプシアエ image_4 Euphorbia phillipsiae ユーフォルビア・フィリプシアエ image_5
いトゲが特徴の小型珍種、“ユーフォルビア・フィリプシアエ”です。


エチオピア、ソマリア、イエメンの一部の地域が原産で、標高1,000mから1,500mの灌木がまばらに生えた岩場に自生しています。

種小名の 'phillipsiae' は、ノルウェーの建築家であり植物学者である エセルバート・ロート・フィリップ氏の妻、ルイーズ・ジェーン・ロート-フィリップの名にちなんでから命名されました。

稜の入った長細い枝から仔株を吹き、群生するように成長する小型のユーフォルビアで、大きな株になると数百頭もの大群生になるそうです。
特徴は全身から生えた長く鋭いトゲ。株の大きさには不釣り合いなほどの大きく鋭いトゲが生えています。
その鋭いトゲは生え始めのころは赤茶色をしているが、時が経つにつれ灰色に変色し、より凶暴な株へと変化します。

同じユーフォルビア属で 'Euphorbia phillipsioides'(ユーフォルビア・フィリプシオイデス)という種もおり、一説によると両種はシノニム(同種異名)だという説もあるそう。
ですが、素人目にはトゲの形状や株姿に大きな違いがあるように見えます。

共通している点としては、原産地がソマリアという特殊な環境故の管理の難しさでしょうか。。。
フィリプシアエ、フィリプシオイデスともにマニアの間では栽培の難しい難物として知られています。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

エチオピア、ソマリア、イエメン

【置き場所】

適度に日光のあたる明るい場所で管理します。
ユーフォルビア・フィリプシアエは基本的に明るい場所を好みますが、日光が強すぎると焼けてしまうことがあります。
また、ソマリア産の難物ユーフォルビアは蒸し暑さに弱いところがあります。
なるべく風通しの良い場所で管理するようにし、風通しが確保できない場合は扇風機などで風を送ると効果的です。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。
水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
特にユーフォルビア・フィリプシアエのようなソマリア産の難物ユーフォルビアは、他のユーフォルビアよりも控えめに水やりをしましょう。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・フィリプシアエは寒さに非常に弱いので冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。