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Euphorbia pentops

白頭竜

Euphorbia pentops 白頭竜

“白頭竜”ことユーフォルビア・ペントプス

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力ある姿をもった難物ユーフォ、“ユーフォルビア・ペントプス”です。


南アフリカ - 北ケープ州ポート・ノロス(Port Nolloth)からカミースクロアーン(Kamieskroon)にかけてが原産です。
岩の多い珪岩や石英岩土壌の開けた荒れ地に自生しています。

種小名の 'pentops' は、ラテン語で“5つ目の”という意味があり、'penta'(五、5つ)+ '-opsis'(目、姿)の合成語です。
日本ではその威厳あるその見た目からか“白頭竜”という素晴らしい和名が与えられています。

みっしりと詰まった株姿が特徴の小型ユーフォルビアで、成熟した株は30cmほどの高さに成長します。

地中には塊根を持ち、そこからまるっこい茎を密集するように展開します。
球形から楕円形の茎の表面はデコボコとした突起に覆われ、表面は白みがかった緑色をしています。
青白っぽい茎の色と、厳つい見た目から和名の“白頭竜”は命名されたのでしょうか?

茎のところどころからは花が枯れた後に残った花柄が伸びています。
この花柄は半永続的に残りますが、あまりに時間が経つと自然と脱落します。

調子良く育った株は、タコモノユーフォルビアとしては比較的大きな黄緑色の花を咲かせます。
種小名の“5つ目の”は、本種の花(杯状花序:サイアチア)に5つ腺があり、その付け根が目立つ緑色をしていることから目に見立てて命名されたようです。

成長は遅く栽培もやや難しいため、ほとんど流通することはありませんが、小さいながら迫力ある株姿が楽しめる素晴らしい種です。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ - 西ケープ州スウェレンダム(Swellendam)から北ケープ州ステインコフ(Steinkopf)にかけて

【置き場所】

一年を通して日光のあたる、風通しの良い場所で管理します。

ユーフォルビア・ペントプスは風や日光を遮るものがない、平原地帯に自生しています。
日光が不足すると徒長したり、根腐れを起こしてしまいます。

ただし、湿度や気温が高い日本では直射日光下では株が焼けたり弱ってしまうことが多くあります。
栽培経験上、10-20%ほど遮光した日光が長く当たる環境が一番調子良く育つようです。

またハウス内などの湿度が高く、風通しの悪い環境を嫌います。
ハウス内や室内の通風が悪い場所で管理する場合は扇風機などで送風すると効果的です。

【水やり】

ユーフォルビア・ペントプスは日中の気温が高く、夜間は涼しい春や秋に成長します。

成長期は用土が乾いてから水やりをします。
水やりする際は、湿度が低く、好天が続く日を狙って水やりしましょう。
また水やりは気温の高い日中は避け、涼しい夕方以降に行いましょう。

ユーフォルビア・ペントプスのような、難物と言われる種の水やりは他のユーフォルビアよりやや少なめにしましょう。
また、大きく成長した古株ほど水やりの間隔はあけてください。

ユーフォルビア・ペントプスは涼しい季節を好みますが、厳冬期は活動が鈍ります。
厳冬期の水やりは辛めに行いましょう。

日本では5月以降の夜間の気温が上がり始める頃に休眠に入ります。
休眠中は断水気味に管理しますが、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい根の再生に時間がかかり、そのまま枯れる場合があります。

休眠中も完全には断水せず、月に1-2回ほど用土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防しましょう。
その際は気温の低い涼しい夕方以降に行い、翌朝までにほぼ乾いているぐらいが良いと思います。

【肥料】

ユーフォルビア・ペントプスのような球体が群生するタイプのユーフォルビアは肥料を与えると枝が間延びしやすくなるため控めに与えます。
成長期の夏にごく薄めた液肥を軽く与える程度で良いようです。

【適温】

涼しい季節に成長するユーフォルビア・ペントプスは寒さには比較的強く、適切な日照時間を確保したうえ、断水した状態なら5度近くまで耐えることができます。
ただし極端な寒さには弱いため、安全に越冬させるためには夜間はハウス内や室内で管理しましょう。

寒さよりもとにかく蒸し暑さを嫌います。
梅雨以降は涼しく過ごせるように工夫してください。