isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Euphorbia juglans

胡桃キリン

Euphorbia juglans 胡桃キリン

渋い佇まい

Euphorbia juglans 胡桃キリン image_1 Euphorbia juglans 胡桃キリン image_3 Euphorbia juglans 胡桃キリン image_4 Euphorbia juglans 胡桃キリン image_5
い肌色が魅力の珍奇種、“ユーフォルビア・ジュグランス”です。


南アフリカ - 西ケープ州の高原地帯に位置するラディスミス(Ladismith)近郊が原産です。
標高1,000mほどの平原地帯に自生しています。

種小名の 'juglans' は、ラテン語で“胡桃:クルミ”という意味があります。
和名もそのまま“胡桃キリン”という名が与えられたこともあるようです。

円筒形から長卵形の形の茎をもった小型のユーフォルビアです。
茎は長さ5cm、直径2cmほどの大きさにしか成長しません。

茎は塊根状の幹から伸びており、成熟するにつれ小さな群生を形成します。
ぱっと見は地味なユーフォルビアですが、よくみると渋い色と模様をしていて、稜にノギのある丸く膨らんだ形はソマリア産の難物ユーフォルビアやガガイモにも通ずる不思議な魅力があります。

同属の 'Euphorbia tubiglans' (ユーフォルビア・ツビグランス)にも似ていますが、より球体は軟らかくて、性質も若干弱いところがあります。

成長期になると茎の頂点付近から黄緑色の小さく地味な花を咲かせます。

ところで種小名の“juglans=胡桃”という割りにはそれほどクルミにも似ていない気がします。
どちらかというとイチジクや干し柿みたいなドライフルーツのような見た目をしていると思うのですが。。。

目立った派手さはないうえ、成長もとても遅くて栽培も気難しいところがあるので、通好みのユーフォルビアですね。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ - 西ケープ州 ラディスミス(Ladismith)

【置き場所】

一年を通して明るく風通しの良い場所で管理します。
あまりに日光が強い場所では球体が焼けてしまう場合もあるので、その際は適度に遮光します。
その場合でも風通しは確保しましょう。

球状のユーフォルビアは日光が不足した場合、頭頂部から徒長してしまい、丸い形を維持できなくなることもあるため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。
ユーフォルビア・ジュグランスのような球形のユーフォルビアは体内に水をたくさん貯めることができる為、水やりは他のユーフォルビアより少なめにしましょう。
水切れよりも与えすぎに注意します。

また、球が大きい古株ほど水やりの間隔はあけるようにしましょう。小さな株よりも大きな株の方が突然腐ってしまうことがあります。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。

【肥料】

球状のユーフォルビアは肥料をたくさん与えると大きくなりやすいのですが、いびつな形に育つことも多いので控えめに与えます。
なるべく時間をかけて持ち込んだほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・ジュグランスはユーフォルビアの中では比較的寒さには強いほうですが、冬は暖かいところで管理した方が安全です。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。