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Euphorbia gymnocalycioides

ユーフォルビア・ギムノカリキオイデス

Euphorbia gymnocalycioides ユーフォルビア・ギムノカリキオイデス

一つが直径7センチ程です。

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れた趣きを持った珍種、“ユーフォルビア・ギムノカリキオイデス”です。


エチオピア南西部 - オロミア州シダモ地区が原産です。
標高1,200-1,400m、アカシアやコンミフォラの灌木林の石灰岩で形成された土壌に自生しています。
自生地では枯れ草や有機物の下に隠れるように生えているそうです。

種小名の 'gymnocalycioides' は、南米のサボテン - ギムノカリキウム属(Gymnocalycium)によく似ていることからつけられました('-oides' は、ラテン語で“xxに似た”という意味)。

元々個体数自体も少なく、1982年に発見され1984年に新種として記載されるまではその存在すら知られていなかったとても貴重なユーフォルビアです。

扁平な丸い球体を持った球状種で、暗緑色をした球体は最大で10cmほどの大きさに育ちます。
球体の表面は、ワニやトカゲのようなゴツゴツとした表皮に覆われており、丸い球状種ながら武骨な印象を持っています。
表皮にはわずかに白っぽい模様が散りばめられていて、地味ながらもいぶし銀のような渋い魅力を放っています。

成長は極めて遅く、一年で数mmも成長しません。
また、栽培が困難な難物と知られていて、よく 'Euphorbia acrurensis'(大雲閣)等に接がれた状態で栽培されていることが多いようです。
難物と聞いていたので育て始めた頃は慎重に栽培していましたが、水やりと通風に気をつけていればそこまで気難しい種でもないという印象です。

基本的に単頭の状態で育ちますが、ある程度の大きさに成長すると株元から仔株を吹きます。
小さな株は仔株を吹くことはないため、複頭株はかなり年数を経た古株とも言えます。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

エチオピア - オロミア州シダモ地区

【置き場所】

一年を通して、風通しの良い場所で管理します。
日光が強い場所では球体が焼けてしまう場合もあるので、その際は若干遮光します。
ユーフォルビア・ギムノカリキオイデスの自生しているエチオピアは赤道に近い標高の高い国ですので、乾燥していながらも昼間は暑く、夜は涼しい環境です。
そのため、暑い時期の蒸れには弱いので風通しには注意しましょう。

球状のユーフォルビアは日光が不足した場合、頭頂部から徒長してしまい、丸い形を維持できなくなることもあるため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。
ギムノカリキオイデスのような球形のユーフォルビアは体内に水をたくさん貯めることができる為、水やりは他のユーフォルビアより少なめにしましょう。
水切れよりも与えすぎに注意します。

また、球が大きい古株ほど水やりの間隔はあけるようにしましょう。
小さな株よりも大きな株の方が突然腐ってしまうことがあります。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

球状のユーフォルビアは肥料をたくさん与えると大きくなりやすいのですが、いびつな形に育つことも多いので控えめに与えます。
なるべく時間をかけて持ち込んだほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。

成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ギムノカリキオイデスは標高の高い地域に自生しているため、他の熱帯性ユーフォルビアよりは寒さに耐えることができます。
ただし、基本的には温暖な気温を好みますので、冬は暖かい場所で管理した方が安全に越冬できます。
また、夏の蒸し暑さに弱いところがあるので気をつけましょう。