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Euphorbia graciliramea

牧神閣

Euphorbia graciliramea 牧神閣

垂直に枝を伸ばします

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フリカ東部原産の珍種ユーフォ、“ユーフォルビア・グラキリラメア”です。


ケニア南西部 - Narok(ナロック)から、タンザニア北部 - Shinyanga(シニャンガ)にかけて分布している中型のユーフォルビアです。
この手のタイプのユーフォルビアはほとんどが南アフリカ原産の種が多いのですが、この種はアフリカ東部に分布しているという珍しい種。

種小名の 'graciliramea' は、ラテン語の 'gracilis'(細い、薄い) + 'rameus'(枝) の合成語で、枝の特徴に由来しています。

トゲだらけの多肉質の枝を根から垂直に伸ばすタイプのユーフォルビアで、枝は15-20cmほどの高さにまで伸びます。
枝には濃いグリーンと薄いグリーンの縦シマが入っており、さらには鋭いトゲが一定の間隔で生えていて、いかにもユーフォルビアらしい風貌をしています。
また、一般的な植物は成長点近くは細長くなることが多いのですが、ユーフォルビア・グラキリラメアは成長点の枝の先端が平べったく平らになるという面白い特徴があります。

枝が生えてくる辺りは塊根とまではいかないものの、やや木質化した太い根の集合のような状態になっています。
同属の 'Euphorbia ornithopus'(鳥足キリン) もこのような形状をしていておススメです。

面白い特徴にも関わらずほとんど出回ることもないマイナー種ですが、昔は“牧神閣”という不思議な和名が与えられていたこともあるようです。どういう意味かはイマイチ分かりませんが、なんだか神々しい名前ですね。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ - 北東部、レソト、スワジランド

【置き場所】

一年を通して明るい、風通しの良い場所で管理します。
日光が不足したり風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
ただし、ユーフォルビア・クノベリーはあまり日光が強すぎると赤く焼けてしまうことがあります。緑色を保持したい場合は日光に当たる時間を調節したり、ある程度遮光した環境で管理しましょう。

日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期の春から秋にかけては土が乾いてからたっぷりと水やりをします。
水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になりますが、控えすぎると葉が萎びてしまうので注意します。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

ユーフォルビア・クノベリーは肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・クノベリーは比較的寒さに強いほうですが、なるべく休眠中のダメージを減らすため、冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。