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Euphorbia gamkensis

ユーフォルビア・ガムケンシス

Euphorbia gamkensis ユーフォルビア・ガムケンシス

小さいながら古木感あふれる雰囲気のユーフォルビア・ガムケンシス

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型の球形タコモノ種、"ユーフォルビア・ガムケンシス”です。


南アフリカ - 西ケープ州のカリッツドープ(Calitzdorp)からオウツフルン(Oudtshoorn)にかけてが原産。
乾燥性の高原の草がまばらに生えた荒野に自生しているそうです。

種小名の 'gamkensis' は、リーウー・ハムカ村(Leeu-Gamka)の近くを流れる川、ハムカ川(Gamka rivier)付近で標本個体が採取されたことに由来しています。

1999年に新種として記載された比較的新しい種で、それ以前も存在は知られていたようですが、同属の 'Euphorbi fusca'(蛮蛇頭)の変種、もしくは亜種として考えられていたようです。

ガムケンシスは大きくなってもせいぜい球体は6cmほどにしかならない小型種。
成長は遅いのですが形良く育ち、他の球形タコモノに比べると枝数が少なくまばらに生えるのが特徴です。
枝数があまり多く生えない分、丸い球体が良く見えるので丸さを楽しみたい人におすすめのタコモノです。

小さいうちは緑鮮やかな球体に、菱形のキレイな亀甲模様が。古株になると下の方からゆっくりと木質化していき、木のボールから緑の枝が生えたような不思議な姿になります。
亀甲模様もきれいですが、木質化したカッチリした姿も魅力的なんです。

1999年という近年になって発見されたということは個体群も少なく希少な種なのですが、自生地はダチョウ牧場の開発によって脅かされているようです。
栽培されている方は大事に育ててあげてください。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ ケープ州 - Calitzdorp(カリツドープ)近郊

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
あまりに日光が強い場所では球状の本体や枝が焼けてしまう場合もあるので、その際は若干遮光します。その場合でも風通しは確保しましょう。

‘タコモノ'と呼ばれるタイプのユーフォルビアは、日光が不足した場合や、風通しが悪い場合に枝が細長く徒長してしまうため注意が必要です。
締まった良い株に育てるためにも日当たりと通風はなるべく確保しましょう。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから軽く水やりをします。
ユーフォルビア・ガムケンシスのような球形のタコモノ系ユーフォルビアは、体内に水をたくさん貯めることができる為、水やりは一般的なタコモノユーフォルビアよりも少なめにしましょう。
水やりが多すぎると球状の本体から伸びる枝も長く伸びてしまいます。水切れよりも与えすぎに注意します。
また、球が大きい古株ほど水やりの間隔はあけるようにしましょう。小さな株よりも大きな株の方が突然腐ってしまうことがあります。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

‘タコモノ'と呼ばれるタイプのユーフォルビアは肥料を与えると枝が間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長はゆっくりになりますが、なるべく時間をかけて持ち込んだほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・ガムケンシスはユーフォルビアの中では比較的寒さには強いほうですが、冬は暖かいところで管理した方が安全です。
休眠中も適度に日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。