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Euphorbia ecklonii

鬼笑い

Euphorbia ecklonii 鬼笑い

“鬼笑い”こと、ユーフォルビア・エクロニー

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愛らしい見た目をした小型塊根種、“ユーフォルビア・エクロニー”です。


南アフリカ - 西ケープ州リバーズデール(Riversdale)近郊が原産です。
標高70-350mの範囲の草原地帯の草の陰や、砂利の多い岩場の石の間などに自生しています。

種小名の 'ecklonii' は、この植物を発見したデンマークの薬剤師でもある植物コレクター、クリスチャン・フリードリッヒ・エクロン氏(Christian Friedrich Ecklon)の名から命名されました。
日本では、そのユニークな株姿からか“鬼笑い”という良い和名が充てられています

地中に塊根を形成する小型のユーフォルビアで、塊根の径は最大で5-6cmほどの大きさに成長します。
基本的に塊根は単頭で成長しますが、年月を経た古株になると主根から成長点が分岐し、2頭、3頭、4頭、、、と分頭していきます。
薄茶色の表皮をした塊根は硬くしっかりとした質感で、滴を逆にしたような形状をしています。

塊根の頂点からは濃い緑色をした厚みのある葉を展開します。
葉はややシワが寄っていて、表面にはツヤツヤとした光沢があります。

自生地では塊根は地中に埋まっているため、葉は地面と水平に展開します。
塊根を露出して栽培している場合、葉は塊根にでろんと張り付くように生えてきます。
その様子は傘を被っているタヌキのようにも見えてきます。

成長期のピークに差し掛かると、成長点の中心部から3-4cmの花柄を伸ばし、緑色をしたサイアチア(杯状花序)の小さな花を咲かせます。
なおユーフォルビア・エクロニーは雌雄異株のため、種を取るには雄株、雌株が必要です。

ちなみに発見当時の19世紀、本種はユーフォルビア属ではなく 'Tithymalus' 属として記載されていました。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

西ケープ州リバーズデール(Riversdale)

【置き場所】

年間を通して日光のあたる明るい場所で管理します。
ユーフォルビア・エクロニーは日光が不足すると葉が徒長したり、花付きも悪い軟弱な株になってしまいます。
ただしあまり強すぎる日光は嫌い、葉が焼ける場合がありますので、その場合は寒冷紗などで適度に遮光しましょう。

また、風通しの悪い場所で管理すると害虫が発生しやすいため、風通しの良い場所で管理します。

葉を落とし、休眠に入ってからは遮光を強めにし、風通しの良い涼しい場所で管理します。

【水やり】

ユーフォルビア・エクロニーは涼しい季節に成長する冬型種です。
成長期の春と秋は用土が完全に乾いてからたっぷり水やりをします。
涼しい気候を好む冬型種ですが、寒さが厳しくなってからは水やりを控えめにし、よく晴れた温かい日に少量だけ水やりします。

梅雨頃の蒸し暑くなり始めたころから葉を落とし休眠に入ります。葉が落ちてからは、秋にまた葉が生えてくるまで断水気味に管理します。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠中でも月に1-2回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。
その際は夕方以降の涼しい時間帯にごく少量の水やりに控え、朝までにはほぼ乾いている程度にしましょう。

【肥料】

成長期の春・秋に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・エクロニーは寒さに比較的強く、最低気温が5度以上を保てれば越冬可能です。
寒さに当てる場合は、適度な日光に当てましょう。
また休眠中の夏は蒸し暑さを避け、涼しくすごさせましょう。