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Euphorbia davyi

蛇鱗丸

Euphorbia davyi 蛇鱗丸

“蛇鱗丸”こと、ユーフォルビア・デイビー

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っこい枝が魅力の小型タコモノ、“ユーフォルビア・デイビー”です。


南アフリカ - リンポポ州から北部、ジンバブエ、ボツワナにかけてが原産です。
3国にまたがって広がるカラハリ砂漠の標高500-1,500mほどの乾燥した平原に自生しています。

種小名の 'davyi' は、この植物の発見者でもあるイギリス人植物学者、ジョセフ・バート・デイビー博士(Dr. Joseph Burtt Davy)の名をとって命名されました。
日本ではほとんど見かけないマイナー種ですが、“蛇鱗丸”という和名が与えられています。

タコモノユーフォルビアとしては小型の種で、成長しても直径10-15cmほどにしか成長しません。

地中には倒円錐形の塊根を持っており、そこから太く短い枝を伸ばします。
枝はとても短く、長く伸びてもせいぜい2-3cmです。
生えたてのころは球のように丸っこい形をしています。

枝の表面はぼこぼことした突起に覆われていて、和名のとおり、蛇のウロコに見えなくもありませんね。
枝の先端付近からはとても小さな葉を伸ばしますが、葉はすぐに脱落します。

近似種にユーフォルビア・デイビーよりもやや小型な 'Euphorbia maleolens'(ユーフォルビア・メレオレンス)という種もいます。

丸く短い枝を持ったタコモノユーフォルビアはなかなか珍しいので、もっと人気が出ても良さそうなのですが。。。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ、ジンバブエ、ボツワナ

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
あまりに日光が強い場所では枝が焼けてしまう場合もあるので、その際は若干遮光します。その場合でも風通しは確保しましょう。

“タコモノ”と呼ばれるタイプのユーフォルビアは、日光が不足した場合や、風通しが悪い場合に枝が細長く徒長してしまうため注意が必要です。
締まった良い株に育てるためにも日当たりと通風はなるべく確保しましょう。

日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから軽く水やりをします。
デイビーのような“タコモノ”と呼ばれるタイプのユーフォルビアは、水やりの頻度が多いと枝がヒョロヒョロと伸びてしまいますので、水はなるべく控えめの方が丈の詰まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。

気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。
ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。

休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

“タコモノ”と呼ばれるタイプのユーフォルビアは肥料を与えると枝が間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長はゆっくりになりますが、なるべく時間をかけて持ち込んだほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

デイビーはユーフォルビアの中では比較的寒さには強いほうですが、冬は暖かいところで管理した方が安全です。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。