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Euphorbia clivicola

ユーフォルビア・クリビコラ

Euphorbia clivicola ユーフォルビア・クリビコラ

小さな希少種、ユーフォルビア・クリビコラ

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い枝が魅力の希少種、“ユーフォルビア・クリビコラ”です。


南アフリカ - リンポポ州ポロクワネ(Polokwane)南西に位置するパーシー・ファイフェ自然保護区(Percy Fyfe Nature Reserve)と、モコパネ(Mokopane)近郊のみが原産です。
北東に面した傾斜の緩い斜面や、低木の疎林に自生しています。

種小名の 'clivicola' は、ラテン語で“丘に棲むもの”という意味があり、'clivo'(丘、斜面)+ '-cola'(xxに住むの接尾辞)の合成語です。

塊根状の軸部から多肉質の茎を伸ばす小型種で、大きな株で直径25cm、高さ15cmに成長します。

地中には太い塊根を形成し、わずかに地表にでた軸部から四方に向かって枝を伸ばします。

むっちりとした多肉質の枝は四角柱で、ボコボコと節くれています。
この高い圧力をかけて圧縮されたようなムチムチの枝がユーフォルビア・クリビコラの最大の魅力です。

明るい緑色の枝のところどころからは、対になった鋭く短いトゲを生やします。
また枝が伸びると極めて小さな葉を出しますが、葉はすぐに脱落するのであまり気づきません。

成長期に入ると、トゲの付け根あたりからツヤのある黄色い小さな花を咲かせます。

成長はとても遅く、枝を出す本数も調子良く育って年に数本程度。じっくり育てる必要があります。

なお、ユーフォルビア・クリビコラは自生地では絶滅寸前の状況で、パーシー・ファイフェ自然保護区では約10年間で個体の90%以上が失われたそうです。
草食動物や昆虫の食害、そして人間による違法採取や環境破壊が主な原因です。
そのため、同保護区内の自然自生個体数は50個体を下回っているようで、極めて危険な状況です。
幸いにも枝挿しで増やすこともできますので、運よく入手された方は大事に育ててあげてください。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

南アフリカ - リンポポ州ポロクワネ(Polokwane)-パーシー・ファイフェ自然保護区(Percy Fyfe Nature Reserve)、モコパネ(Mokopane)

【置き場所】

一年を通して明るい、風通しの良い場所で管理します。
日光が不足したり風通しが悪い場合、徒長しやすくなってしまうため注意が必要です。
ただし、ユーフォルビア・クリビコラはあまり日光が強すぎると赤く焼けてしまうことがあります。緑色を保持したい場合は日光に当たる時間を調節したり、ある程度遮光した環境で管理しましょう。

日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期の春から秋にかけては土が乾いてからたっぷりと水やりをします。
水は控えめの方が徒長しにくくなりに締まった良い株になりますが、控えすぎると枝が萎びてしまうので注意します。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

ユーフォルビア・クリビコラは肥料が多いと間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・クリビコラは比較的寒さに強いほうですが、なるべく休眠中のダメージを減らすため、冬は暖かい屋内で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。