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Euphorbia berorohae

ユーフォルビア・ベロロハエ

Euphorbia berorohae ユーフォルビア・ベロロハエ

横ににょきっと曲がっています

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根性花キリンの希少種、“ユーフォルビア・ベロロハエ”です。


マダガスカル - トゥリアラ州北部のベルルハ(Beroroha)が原産です。
この地域をながれるマンゴキ川(Mangoky River)沿岸の乾性低木林に自生しています。

種小名の 'berorohae' は、言うまでもなく正基準標本となった個体が採取されたベルルハにちなんで命名されました。

“花キリン”で知られる 'Euphorbia millii' (ユーフォルビア・ミリー)の近似種です。

花キリンと比べるとずいぶんと小型で、成長した株でも高さ20cmほどにしかなりません。

地中に小さな塊根をもっており、その塊根から枝を伸ばします。
枝は直立せず、横に向かって伸びていきます。

枝は細く鋭いトゲに覆われており、トゲの先端が焦げた様に黒くなっているのも特徴の一つです。
トゲの間からは線形のヒョロっとした葉を伸ばします。

また、成長期には鮮やかな黄緑色の小さな渋い花を咲かせます。

1990年代に入ってから発見された新しい種ですが、非常に残念なことに野生での個体は近年では確認されていません。
もともと数が少なかったうえ、自生地の環境破壊や、違法採取によってほぼ絶滅状態まで追い込まれたようです。

ほとんど知られることもない地味な種ですが、まれに熱心な栽培家の手によって増やされた株が出回ります。
入手された方は大事に育ててあげてください。


【科・属】

Euphorbiaceae Euphorbia
トウダイグサ科ユーフォルビア属

【原産地】

マダガスカル - トゥリアラ州 ベルルハ(Beroroha)

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる、風通しの良い場所で管理します。
日当たりが悪いと花付きも悪くなってしまいます。
花キリンタイプのユーフォルビアは日光が不足した場合や、風通しが悪い場合に枝が細長く徒長してしまうため注意が必要です。
日当たりや通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると徒長はある程度防ぐことができます。

【水やり】

成長期は土が完全に乾いてから水やりをします。
花キリンタイプのユーフォルビアは水やりの頻度が多いと枝が徒長しやすいので、水はなるべく控えめの方が丈の詰まった良い株になります。水切れよりも与えすぎに注意しましょう。
気温が下がり始めたころから徐々に量と回数を減らし、葉が落ち始めた晩秋から春までは断水気味に管理します。

ただしユーフォルビアは根張りが弱く、長期間にわたって完全に断水すると根の細根が枯れてしまい、細根の再生に時間がかかるようです。
休眠期の冬でも月に2-3回、土を軽く湿らす程度に水やりし、細根の枯死を予防すると良いかもしれません。その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。
加温している温室では冬になっても休眠に入らない場合もありますので、その際は適度に水やりします。

【肥料】

花キリンタイプのユーフォルビアは、肥料を与えると枝が間延びしやすくなるため、控えめに与えます。
成長はゆっくりになりますが、なるべく時間をかけて持ち込んだほうが締まった良い株になるので、肥料は控えめにしましょう。

成長期の夏に微量元素が不足しない程度に、ごく薄めた液肥を与えます。用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ユーフォルビア・ベロロハエは寒さに弱いため、秋以降は暖かい場所で管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。