isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Tylecodon grandiflorus

砂夜叉姫

Tylecodon grandiflorus 砂夜叉姫

ごつい塊根があります

Tylecodon grandiflorus 砂夜叉姫 image_1 Tylecodon grandiflorus 砂夜叉姫 image_2 Tylecodon grandiflorus 砂夜叉姫 image_3 Tylecodon grandiflorus 砂夜叉姫 image_4
型のチレコドン属塊根種、“チレコドン・グランディフロールス”です。


南アフリカ - 北ケープ州から西ケープ州にかけてが原産で、乾燥した砂漠地帯の岩場などに自生しています。

種小名の 'grandiflorus' は、“大きな花の”という意味があり、ラテン語の 'grandesco'(大きく育つ)+ 'floris'(花)の合成語です。

大きく育っても高さ50cmほどにしかならない中型のベンケイソウ科の塊根植物で、他のチレコドン属の仲間と同じく涼しい季節に成長する冬型種です。
塊根状の軸部から長い枝を伸ばし、その枝は複雑に分岐しながら上へと伸びていき、枝の先端には鮮やかな緑色の多肉質の葉をつけ、寒々しい冬の季節に彩りを与えてくれます。
また、葉の枯れ落ちた跡は細い突起となって枝に残り続けます。

種小名のとおり大きな花を咲かせるのが特徴の一つで、オレンジがかったピンク色をしたラッパ状の花を咲かせます。
ただし、大きい花といっても他のチレコドン属の小さな花に比べて、という意味なので過剰な期待は禁物です。
せいぜい小指の先端ぐらいでしょうか、、、

また和名には“砂夜叉姫”という、なんとも恐ろしい妖怪のような名前がつけられています。
“砂”はおそらく自生地である砂漠に由来すると思うのですが、“夜叉姫”は一体どういう経緯で命名されたのでしょうか、、、?
少し調べたところ、“夜叉”とは仏教の鬼神であり、日本では妖怪的な扱いであるらしいのですが、、、サボテンや多肉植物にはよくこの手の面白い命名があるのも密かな楽しみの一つです。


【科・属】

Crassulaceae Tylecodon
ベンケイソウ科チレコドン属

【原産地】

ナミビア - ステインコフ(Steinkopf)、南アフリカ - Wilde paarde hoek

【置き場所】

成長期である秋から春にかけては、直射日光のよく当たる場所で管理します。
寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて、屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理しましょう。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちる場合がありますので注意しましょう。

暖かくなってくると葉が落ち始めるので、その頃から少し遮光をし、風通しの良い場所で管理します。
夏の蒸し暑さに弱いので休眠中もなるべく蒸らさず涼しく過ごさせます。

【水やり】

夏の終わり頃の涼しくなってきた頃に徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので、少しづつ水やりします。
また、チレコドン・ラケモサスは水が多すぎると枝が長く徒長しやすくなるので、丈の詰まった株にするには水やりは控えめにします。

春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は完全に断水します。
チレコドン・ラケモサスは大きな株でも、暑い時期に水をあげると腐ってしまうことがありますので注意しましょう。

【肥料】

成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

チレコドン・ラケモサスは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。