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Stephania venosa

ステファニア・ヴェノサ

Stephania venosa ステファニア・ヴェノサ

でっぷりとしたイモです

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ジア原産の珍奇塊根、“ステファニア・ヴェノサ”です。


タイやマレーシアの熱帯雨林に自生する大型の塊根植物で、原産地では地面に埋まって自生しています。
塊根の直径は最大で1m近くにまで成長することもあり、重さも数十キロにもなるそうです。

属名の 'Stephania' はギリシャ語で“冠”の意味。これは雌雄異株であるステファニアの雄しべの葯(やく)が冠のように見えることから命名されました。
種小名の 'venosa' は“分岐した脈のある”という意味で、おそらく赤い樹液を出すステファニアの長く伸びたツルから命名されたのではないかと考えています。

成長期の夏になると、木質の扁平な塊根から太い緑色のツルを猛烈な勢いで伸ばしながら成長します。
葉は独特の形をしていて、“ハスノハカズラ属”の属名どおり、蓮の葉に似た丸い葉をしています。葉っぱはとても薄く紙のようです。
勢い良く成長してくれるのはいいのですが、大きな塊根だとツルの長さも何mにもなるので取り扱いにいつも困ってしまいます。そのうち緑のカーテン代わりいしようかと思っているくらいです。
塊根の成長もアフリカやマダガスカル産の塊根植物に比べると早く、この株も5年ほどかかってふた周りほど成長し、鉢からはみ出すぐらいの大きさに成長しました。

自生地では昔から薬用植物と知られ、樹皮や葉を傷の治療やマラリア対策の薬として使用していました。
近年はステファニア・ヴェノサからガンに有効な成分が発見され、ガン治療の研究にも使われているそうです。

熱帯地方に自生している割には寒さにも比較的強く、丈夫なので初心者にもお勧めのコーデックスです。


【科・属】

Menispermaceae Stephania
ツヅラフジ科ハスノハカズラ属

【原産地】

タイ、マレーシア

【置き場所】

ステファニア・ヴェノサは薄暗い熱帯雨林の林床に自生しています。
あまり日差しが強すぎると薄い葉が萎びてしまうこともあるため、適度に遮光した明るい日陰などで管理しましょう。
ただしあまり暗すぎるとツルが伸びすぎてしまうため、ある程度の明るさは確保します。

また、締め切った室内等ではムシや病気が発生しやすいので、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ステファニア・ヴェノサは成長期である真夏は毎日潅水した方がより旺盛に塊根から蔓を伸ばします。
秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、ツルや葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ステファニア・ヴェノサは熱帯性の塊根植物としては比較的寒さに強いほうです。
完全断水の上、最低気温5度程度までなら耐えることができますが、その際は日中はなるべく日光にあて日中に鉢内と植物自体の温度を上げるようにしましょう。
安全に冬越しするには暖かい場所で春まで断水し管理します。