Sarcocaulon herrei
竜骨城
波打つように成長します
無骨さと繊細さを兼ね備えた優良種、“サルコカウロン・ヘレー”です。
Geraniaceae Sarcocaulon
フウロソウ科サルコカウロン属
ナミビア、南アフリカ - 北ケープ州
サルコカウロンの仲間は日光や風を遮るもののない、荒涼とした砂漠地帯に自生しています。
そのため、成長期である秋と春は、直射日光の長時間あたる風通しの良い場所で管理します。
寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理しましょう。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちる場合がありますので注意しましょう。
夏は少し遮光をして、風通しの良い場所で管理します。蒸し暑さに弱いので、風の通る涼しい棚上などが適しています。
春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は完全に断水します。
サルコカウロン・ヘレーは涼しくなってくると徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので注意しましょう。
成長期の春と秋は、土が完全に乾いてから天気の良いカラッと晴れた日に水やりします。
成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量だけ混ぜ込んでおいても良いと思います。
サルコカウロン・ヘレーは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。
南アフリカ - 北ケープ州の砂漠地帯が原産のフクロソウ科の塊根植物で、主に日当たりの良い山の斜面に自生しています。
種小名の 'herrei' は、ドイツ人であり南アフリカの多肉植物を専攻した植物学者、ハンス・ヘア博士(Dr. Hans Herre)の名をとって命名されました。
日本では“竜骨城”という、その見た目を上手く現した素晴らしいネーミングセンスの和名も持っています。
硬い表皮を持った太い枝を水平方向に伸ばし、複雑に分岐しながら成長します。同属の人気種、'Sarcocaulon multifidum'(サルコカウロン・ムルチフィヅム:黒羅摩仏) のように細かく分岐した葉が特徴で、うっすらと微毛が生えた葉は独特の雰囲気を持っています。
葉が枯れ落ちた後も葉柄は脱落せずに残り続け、時間が経過するにつれだんだんと木質化していき、最終的にはサルコカウロン・ヘレーの大きな特徴となるトゲとなって枝に残ります。
春ごろになると、とても薄い花弁を持った白い紙細工のような繊細な花を咲かせます。
他のサルコカウロンと仲間と同じくとても成長が遅いのが難点。
また、日本の日照時間や気候に関係しているかもしれませんが、栽培下では横方向に成長せず、上に伸びるように成長しやすいので、その点にも注意したいところです。
【科・属】
Geraniaceae Sarcocaulon
フウロソウ科サルコカウロン属
【原産地】
ナミビア、南アフリカ - 北ケープ州
【置き場所】
サルコカウロンの仲間は日光や風を遮るもののない、荒涼とした砂漠地帯に自生しています。
そのため、成長期である秋と春は、直射日光の長時間あたる風通しの良い場所で管理します。
寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理しましょう。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちる場合がありますので注意しましょう。
夏は少し遮光をして、風通しの良い場所で管理します。蒸し暑さに弱いので、風の通る涼しい棚上などが適しています。
【水やり】
春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は完全に断水します。
サルコカウロン・ヘレーは涼しくなってくると徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので注意しましょう。
成長期の春と秋は、土が完全に乾いてから天気の良いカラッと晴れた日に水やりします。
【肥料】
成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量だけ混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
サルコカウロン・ヘレーは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。