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Pelargonium klinghardtense

ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセ

Pelargonium klinghardtense ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセ

塊根ぺラルゴニウムの最高峰とも言えるクリンガルドテンセです

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ミブ砂漠の希少塊根植物、“ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセ”です。


ナミビア南西部、シュペールゲビート国立公園内(Sperrgebiet National Park)の、クリンガルド山(Klinghardt Mountains)のみに自生しています。
自生地は岩と砂丘しかないような場所で、太陽を遮るもののないような砂地です。

種小名の 'klinghardtense' は説明するまでもなく、産地名に由来しています。

きわめて太い幹と枝を持ったフクロソウ科の植物で、コーデックスマニアには堪らない魅力を持っています。
ライムグリーンの表皮が特徴の幹からは、ところどころから親指のような太くて短い枝をだします。

また幹や枝の様々な場所から、浅い切れ込みの入った葉を展開します。青白色の葉は愛嬌のある胴体と違って爽やかな印象があります。

ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセは砂漠地帯が原産のためか、非常に長くしっかりした直根をもっています。
おそらく地中深くのわずかな水分を吸収するため、このような長い直根になったと思われます。

成長は極めてゆっくりで、ある程度の大きさに育つと成長が極端に遅くなります。
自生地ではいくつにも分岐した高さ40cmほどの株があるそうですが、そうなるまでには一体何十年、何百年の年月がかかるのでしょうか、、、?

ほとんど出回ることがない希少種なので、運良く手に入った方は大事に育てて下さい。


【科・属】

Geranisese Pelargonium
フクロソウ科テンジクアオイ属

【原産地】

ナミビア - シュペールゲビート国立公園(Sperrgebiet National Park) クリンガルド山(Klinghardt Mountains)

【置き場所】

成長期である秋から春にかけては、直射日光の長時間あたる場所で管理します。
もともと太陽を遮るもののない砂漠に自生しているぺラルゴニウム・クリンガルドテンセは特に日当たりと風通しに注意して栽培しましょう。

気温が上がってくると葉を落として休眠に入ります。極度の乾燥地帯に自生するぺラルゴニウム・クリンガルドテンセは、蒸れや多湿に弱いのでこの時期は特に風通しに気をつけましょう。
涼しくなる夏の終わりごろまでは少し遮光をして、風通しの良い涼しい場所で管理します。

寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて、屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接当たらない場所で管理します。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちてしまう場合がありますので注意しましょう。

【水やり】

成長期の春と秋は土が完全に乾いてから水やりします。その際は晴天が続く日を見計らって水やりするようにします。

ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセは極度の乾燥地帯に自生しています。徒長させないように水やりは辛めにしましょう。
ただし、成長期にあまり水を控えすぎると花付きが悪くなるようです。

春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は断水気味に管理します。
休眠中は完全に断水する、という栽培方法もあるようですが、isla del pescadoでは休眠に入っている夏の間も、月に1-2回ほどごく少量の水を与えて細根の枯死を予防するようにしています。
夏に水を与える場合は涼しい夕方以降にごく少量だけ水やりを与え、用土を軽く湿らす程度にしています。

ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセは涼しくなってくると徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので注意しましょう。

【肥料】

成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土にマグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ぺラルゴニウム・クリンガルドテンセは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夜間の最低気温が5度を切らないように管理すると安全に越冬できます。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。