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Ibervillea lindheimeri

イベルビレア・リンドヘイメリ

Ibervillea lindheimeri イベルビレア・リンドヘイメリ

メキシコ産のウリ科コーデックス、イベルビレア・リンドヘイメリ

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アメリカに自生するウリ科塊根植物、“イベルビレア・リンドメイメリ”です。


アメリカ合衆国 - ニューメキシコ州東部から、メキシコ - コアウイラ州にかけてが原産です。
岩の多い砂質の半砂漠地帯や、灌木地帯の端のほうの排水の用意土壌に自生しています。

種小名の 'lindheimeri' は、19世紀に活躍したテキサス植物学の父と呼ばれているドイツから亡命してきた植物学者、フェルディナンド・ジェイコブ・リンドハイマー博士(Dr. Ferdinand Jacob Lindheimer)の名をとって命名されました。

大きな塊根を形成するウリ科のコーデックスプランツで、塊根の直径は40cmほどの大きさに成長します。
自生地では塊根は地中深くに埋まっていますが、栽培する上では地表に露出させた状態で栽培されます。

塊根は形良く育つことが多く、見事な饅頭のような形状になります。
塊根の表皮は白く乾いた質感をしており、表面は細かくひび割れています。

塊根の頂点からツルを伸ばしますが、ツルからは巻きヒゲを出し、周囲のモノに絡みつきながらどんどんと伸びていきます。
ツルからは掌状をした深い切れ込みのあるギザギザとした歯を展開します。

成長期が盛りにさしかかると、黄色いウリ科らしいラッパ状の花を咲かせます。
イベルビレア・リンドメイメリは雌雄異株なので、雄株・雌株がないと結実しませんが、結実すると直径2-3cmほどの大きさの実をつけます。
メロンのような形をした実は、なった直後は緑色をしていますが、熟してくると明るいオレンジ色から真っ赤に染まります。
この実は植物の少ない自生地では野生動物たちの貴重な食糧元となっているようです。


【科・属】

Cucurbitaceae Ibervillea
ウリ科イベルビレア属

【原産地】

アメリカ合衆国 - ニューメキシコ州東部から、メキシコ - コアウイラ州にかけて

【置き場所】

成長期の春から秋にかけては日光のあたる明るい場所で管理します。

日光が不足すると、葉と葉の間隔が広がり、ツルも細くなり軟弱な株となります。
ただし、日差しの強い真夏は塊根はなるべく直射日光にはあてず、伸びたツルや葉で覆うようにしましょう。
イベルビレア・リンドメイメリの塊根はもともとは地中に埋まっているため、あまり強い日光には当てない方が調子良く育ちます。

また、通風の悪い場所で管理するとカイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生しやすくなります。
気温の高い季節は屋外で雨ざらしで管理した方が健康に育ちます。

気温が下がり、葉やツルが枯れ始めてからは暖かい場所で管理します。

【水やり】

成長期の夏は用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
旺盛にツルを伸ばしている期間は、用土が完全に乾き切る前に水やりしましょう。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉やツルが落ち始めた頃から春まで断水気味に管理します。

休眠に入ってからも月に数回、ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げ、翌春以降の立ち上がりがよくなります。
休眠期に水やりする場合は、好天の続く気温の高い日を狙って、午前中に水やりし、気温の下がる夜までにはほぼ乾いている程度にしましょう。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

イベルビレア・リンドメイメリの自生している地域は、冬季は夜間の気温が零下になることもあるため、比較的耐寒性はあります。
ただし、寒い気温に当てる場合は塊根は地中に埋め、日中は鉢ごと日光によく当て温めましょう。
また気温の低い時期に用土の水分が多いと塊根が腐死します。

塊根を露出して栽培している場合や、日中の気温が高く維持できない場合は暖かい場所で管理した方が安全に越冬できます。