isla del pescado-手織りテキスタイル-ヨガマット-多肉植物-販売

Dorstenia gigas

ドルステニア・ギガス

Dorstenia gigas ドルステニア・ギガス

ドルステニアの王様です

Dorstenia gigas ドルステニア・ギガス image_1 Dorstenia gigas ドルステニア・ギガス image_2 Dorstenia gigas ドルステニア・ギガス image_3 Dorstenia gigas ドルステニア・ギガス image_4 Dorstenia gigas ドルステニア・ギガス image_5
ワ科塊根植物として有名なドルステニア属の王様、“ドルステニア・ギガス”です。


“インド洋のガラパゴス”と呼ばれるソコトラ島にのみ自生している希少種で、自生地では岩場の斜面にポツポツと岩にしがみつくように自生しています。

種小名の 'gigas'は、ラテン語で“巨大な”という意味があります。

種小名どおり、ドルステニアの中でも最大の大きさに成長します。
自生地では幹径60cm、高さ3mほどの大きさに成長した株もあるそう。
自生地の写真を見ると、まったく別の植物の様などっしりとした重量感に溢れた姿です。

ドルステニア・ギガスの魅力は、小さな株のうちから姿良く成長する、独特の樹形です。
小さくてもぽっこりした株元から長い枝をいくつも出します。
成熟した株はまるでパキポディウムのようなしっとりとした肌質となり、小さな株とは全く異なった姿に成長します。

自生地に生えているような株は硬い表皮をしているようですが、小さい株のうちは、緑がかった肌の色をしていて質感も柔らかく、少し弾力もあります。
マットな質感をした葉は深い緑色で、表面の葉脈が爬虫類の肌のような模様をしています。

厚みのあるしっかりとした上品な葉も、ドルステニアの王にふさわしい存在感を与えていますね。

ドルステニアの仲間は小さいうちから花が咲きやすいのが特徴ですが、ギガスは株が成熟するまでなかなか花が咲きません。
また、自生地のソコトラ島でも環境破壊が進んでしまったため、限られた個体数しか存在していないようです。

その結果、必然的に親株となる個体が少ないからか、なかなか流通することがありません。
幸いにもギガスは枝挿しで増やすことができるので、まれに枝挿しの株が出回ることがあります。

ですが、枝挿し株はギガスの特徴のぽっこりした株元が形成されないので、なるべくなら実生株を手に入れることをおススメします。


【科・属】

Moraceae Dorstenia
クワ科ドルステニア属

【原産地】

イエメン - ソコトラ島

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
日光が不足すると幹や枝が徒長しやすくなり、日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。
ドルステニア・ギガスの自生地であるソコトラ島は冬でも最低気温が15度を切らない温暖な地域です。冬場でも日光のよく当たる場所で管理し、寒さに当てないようにしましょう。

また、風通しの悪い場所ではカイガラムシが発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで断水気味に管理します。
ただし、休眠期も長期間断水すると細根が枯れてしまい、株にダメージが残ってしまいます。
休眠期間中も月に数度、天気の良い暖かい日にごく少量の水やりをし、細根の枯死を防ぐようにしましょう。

春に芽吹き出した際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ドルステニア・ギガスはドルステニアの中でも最も寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
葉を落とした後の休眠期も、表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。