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Cyphostemma bainesii

ブドウ盃

Cyphostemma bainesii ブドウ盃

ちょっと珍しいブドウ科塊根、C.バイネシーです

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白色の美しい葉が特徴のブドウ科塊根種、“キフォステンマ・バイネシー”です。


南アフリカ - 北ケープ州から、ナミビア南西部にかけてが原産で、岩の露出した砂質土壌の乾燥地帯に自生しています。

種小名の 'bainesii' は、19世紀に南アフリカやオーストラリアで活躍した英国人アーティスト、トーマス・ベインズ氏(Thomas Baines)の名をとって命名されました。
日本では“葡萄盃”(ブドウハイ)という古い和名が与えられています。

極度に発達した塊根(塊茎)をもったブドウ科のコーデックスプランツで、成熟した株は1mほどの大きさにまで成長します。
同属の人気有名種、'Chyphostemma juttae'(キフォステンマ・ユッタエ:ブドウ亀)にとても良く似た見た目をしていますが、ユッタエに比べてバイネシーはより小型で、葉の特徴にも違いが見られます。

ユッタエと同じく非常に大きな肉厚の葉を展開しますが、バイネシーの葉は白く粉吹いたような微毛で覆われており、日光に当たると白く輝いているようにも見えます。
また個体にもよりますが、葉のフチが緩やかに波打ち、赤くフチどられることが多い点でユッタエと区別することができます。
ただし、葉の落ちた時期はほとんど見分けがつかないので札落ちには注意しましょう。

幹は薄い紙のような表皮で覆われており、成長するに従って少しづつ剥がれ落ちていきます。
この薄い表皮をとおして見える幹はうっすらと緑色をしています。

大きく成熟しないとなかなか花は咲きませんが、黄色く小さな花を咲かせます。
ブドウに似たオレンジ色の小さな実をつけますが、タンニン酸分が高くとても食べられたものではないようです。


【科・属】

Vitaceae Cyphostemma
ブドウ科キフォステンマ属

【原産地】

南アフリカ - 北ケープ州、ナミビア南西部

【置き場所】

一年を通して直射日光のあたる場所で管理します。
キフォステンマ・バイネシーは日光が不足すると、もともと大きな葉がさらに間延びするように大きくなりだらしなくなってしまいます。
また、日当たりが悪いと株が腐敗しやすくもなりますので、硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。

【水やり】

春や秋の涼しい季節は土が完全に乾いてから、天気の良い日に水やりします。
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。

キフォステンマ・バイネシーは乾燥地帯に自生している割には比較的水を好みますが、水が多すぎるとどんどん背が高くなってしまいます。
背の低いでっぷりとした株にするためには、やや辛めに水やりするようにしましょう。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
キフォステンマ・バイネシーは水やり同様、肥料が多すぎるとどんどん背が高くなってしまいますので、肥料は控えめに与えます。

【適温】

キフォステンマ・バイネシー比較的寒さに強く、完全に断水し風が当たらない環境だと0度近くまで耐えることができます。
寒い環境で越冬させる場合は、休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。