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Cussonia paniculata

壷天狗

Cussonia paniculata 壷天狗

もっと丸く太ります

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アフリカの壺型塊茎植物、“クッソニア・パニクラータ”です。


南アフリカ - 東ケープ州が原産で、標高2,000mまでの岩場に自生しています。
自生地では岩の割れ目に溜まった有機質に根を下ろすように生えているそうです。

属名の 'Cussonia' は、中世フランスの植物学者、ピエール・キュッソン博士(Dr.Pierre Cusson)の名をとって命名されました。
種小名の 'paniculatus' は、ラテン語で“円錐状の”という意味があります。

英語圏では‘Cabbage tree’(キャベツの木)と呼ばれているそうですが、これは成熟した株の分厚い葉をキャベツに例えているそうです。
和名には“壷天狗”というなかなか良い名が与えられていますが、これは葉の形状が天狗の持っているヤツデの葉に似ているのと、根本が壷の様に膨らむ特徴から命名されたのではないか、、、?と推測しています。

ずんぐりとした樹形の樹木に近い塊茎植物で、大きな株になると高さ4-5mほどの大きさに成長します。
灰色をした表皮に覆われた株元は、和名のとおり壷のような形に膨らみます。
株元の塊茎からは、ところどころ節くれだったボコボコとした形状の枝を伸ばします。

枝の先端からは葉は大きく切れ目の入ったヤツデのような、灰緑色の葉を展開します。
現地ではこの葉っぱは家畜の餌にも利用されているそうです。

大きく育たないと花は咲きませんが、棒状に密集した不思議な形状の花を咲かせます。
ちなみに種小名の“円錐状の”という意味は、樹形のことを指しているのではなく、円錐形になった花序の形状を指しています。

なお、 'Cussonia paniculata subsp. sinuata'(クッソニア・シヌアタ)という亜種が知られていますが、こちらはより葉の切れ込みが深く、やや大型に育ちます。


【科・属】

Araliaceae Cussonia
ウコギ科クッソニア属

【原産地】

南アフリカ - 東ケープ州

【置き場所】

一年を通して直射日光のよくあたる場所で管理します。
日光が不足すると、葉がだらしなく大きくなってしまいます。

よく日に当てると葉も小さく、丈も詰まった株に育ちます。

また、通風が悪いとカイガラムシ等が発生しやすくなりますので、風通しの良い場所で管理しましょう。
真夏の成長期は屋外で雨ざらしにしても問題ありません。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。

春に芽吹き出した際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

クッソニア・パニクラータは寒さには強いので、風の当たらない日当りの良い場所なら屋外で越冬できます。
株が小さいうちは屋内で管理した方が安全に越冬できます。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。