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Corallocarpus bainesii

コラロカルプス・バイネシー

Corallocarpus bainesii コラロカルプス・バイネシー

コンパクトな株姿が魅力の珍種ウリ科コーデックス、コラロカルプス・バイネシー

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ンパクトな株姿が魅力の珍種ウリ科コーデックス、“コラロカルプス・バイネシー”です。


アフリカ大陸南央部、北はタンザニアから南アフリカ - リンポポ州、クワズール・ナタール州にかけての広い範囲が原産です。
また、モザンビーク海峡を挟んだコモロ諸島、マダガスカルのごく一部の地域でも自生が確認されていますが、移入されたものとの説もあります。
標高300-1,000mまでの落葉性の疎林や、低木林に自生しています。

種小名の 'bainesii' は、19世紀に南アフリカやオーストラリアで活躍した英国人ボタニスト、トーマス・ベインズ氏(Mr. Thomas Baines)の名をとって命名されました。

でっぷりと太った幹を持ったウリ科のコーデックスプランツで、幹の径は20cmほどの大きさにまで成長します。

やや軟質な白い表皮の表面には深いシワが無数刻まれています。
幹は下部が膨らんだボトルのような形状で、小さな株でも比較的良い形をしています。

成長期になると短い枝から長いツルを伸ばし、巻きヒゲで周囲のものに巻きついたり、匍匐しながら伸びていきます。

ツルのところどころからは3-5裂に深く切り込んでフチがギザギザとした掌状の葉を展開します。
葉の表面は粗く透明な毛で覆われていて、ザラザラとした質感をしています。

ある程度株が成長し、充実していくると夏ごろに淡黄色または白っぽい緑色のウリ科らしい花を咲かせます。
なおコラロカルプス・バイネシーは自家不和合性が強いため、二株以上栽培していないと結実しません。
結実すると、くすんだ赤色で楕円形の小さな実を結実させます。

自生地の先住民の間ではコラロカルプス・バイネシーは食用とされ、幹部分や葉を食べることもあるようです。
ウリ科のわりに成長はとても遅いので、なんとも勿体ないと思ってしまいます。


【科・属】

Cucurbitaceae Corallocarpus
ウリ科コラロカルプス属

【原産地】

タンザニアから南アフリカ - リンポポ州、クワズール・ナタール州にかけて

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる場所で管理します。
コラロカルプス・バイネシーは日光が不足するとツルや枝が徒長してしまい、細長くひょろひょろとした株になってしまいます。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりには注意しましょう。

ただし、小さな株や根がよく周っていない株は長時間強い日光に当てると葉が焼けたり株が弱る場合があるため、株の状態をみつつ寒冷紗などで遮光して管理します。
また風通しの悪い場所で管理するとカイガラムシなどが発生する場合があるため、風通しにも注意しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。
コラロカルプス・バイネシーの自生地は極度の乾燥地帯ですが、成長期は水を好みます。
ただしあまり頻繁に水やりするとツルがどんどん伸び、間延びした樹形になるため、水やりの頻度は樹形を気にしつつ調整しましょう。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで断水気味に管理します。

ただし長期間に渡って完全に断水すると、根が枯死しそのまま枯れてしまうことがあります。
休眠中も月に数回、ごく少量の水やりをして細根の枯死を防ぐと春以降の立ち上がりもよくなります。
休眠中に水を与える場合は、天気の良い気温の高い好天が続く日を狙って暖かい午前中に水やりします。
与える量も気温の下がる夜間までには用土がほとんど乾く程度にします。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

コラロカルプス・バイネシーは、寒さに弱いので冬は暖かい場所で管理します。
休眠中も適度に日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。