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Commiphora drake-brockmanii

コンミフォラ・ドレイクブロックマニー

Commiphora drake-brockmanii コンミフォラ・ドレイクブロックマニー

ソマリア産の希少灌木植物、コンミフォラ・ドレイクブロックマニー

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マリア産の希少灌木植物、“コンミフォラ・ドレイクブロックマニー”です。


ソマリア - サナーグ州バカロール(Bacaroor)一帯が原産です。
標高400-800mほどの範囲の荒れ地の丘陵や、低木がまばらに生えた疎林に自生しています。

種小名の 'drake-brockmanii' は、19世紀から20世紀にかけて軍属医としてソマリアの哺乳類の研究を行ったラルフ・エブリン・ドレイクブロックマン氏(Mr.Ralph Evelyn Drake-Brockman)の名をとって命名されました。

カンラン科としては珍しい小低木で、成木でも高さ1m程度の小型種です。

株の高さに比較して幹は太く、その他のコンミフォラ属と比べると、より多肉植物らしい株姿をしています。
幹の先端付近からは太い枝が生え、そこから細い枝を四方八方に伸ばします。

幹や枝は白い表皮に覆われており、表皮には細かいシワが無数に入っています。
明るいところで見ると真っ白にも見えるこの表皮は本種の大きな特徴の一つです。
本種の表皮はざらつきはありますが目立った凹凸や亀裂などは少なく、どことなく滑らかな印象があります。

成長期になると細い枝の先端から明るい黄緑色をした葉を展開します。
葉は先端が尖った円形から楕円形で、ゆるく反りかえるように湾曲します。
極地に自生しているためか葉が生えている期間は短く、一年のうちわずかな期間のみです。

なお、多くのカンラン科の植物同様に本種からも“ブデリウム”と呼ばれる芳香性の樹脂が取れます。
カンラン科の樹脂は香として使われることが多いのですが、現地では本種の樹脂をヒョウを退治する際の矢毒にも使われる、という記述もあります。

成長は遅く、細い枝は伸びますが幹や太い枝はなかなか目立って成長することはありません。
本種はどっしりとした樹形と美しい表皮、まためったに出回ることはない希少性からマニアの間でも珍重されています。


【科・属】

Burseraceae Commiphora
カンラン科ミルラノキ属

【原産地】

ソマリア - サナーグ州バカロール(Bacaroor)

【置き場所】

年間を通して直射日光のあたる場所で管理します。
コンミフォラ・ドレイクブロックマニーは直射日光が不足すると枝が徒長してしまい、貧弱な株になってしまいます。
また、丈の詰まった株に育てるためにも風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ただし、コンミフォラ・ドレイクブロックマニーはあまり水やりの頻度が多すぎると細い枝が徒長しやすくなりますので、
一般的な夏型コーデックスよりは控えめにしたほうが丈の詰まった良い株に育つようです。

秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは断水気味に管理します。
休眠中も月に数回、軽く用土を湿らせると細根が完全に枯死することを防げる場合があります。
寒い時期に水やりする場合は好天の続く気温が高い日を狙って午前中にごく少量の水やりし、気温の下がる夜間までにはほぼ乾いている程度にします。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

コンミフォラ・ドレイクブロックマニーは寒さにとても弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
また、休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。