Boswellia neglecta
ボスウェリア・ネグレクタ
乳香の木として有名なボスウェリア・ネグレクタ
一味変わった盆栽植物、“ボスウェリア・ネグレクタ”です。
Burseraceae Boswellia
カンラン科ボスウェリア属
ケニア、エチオピア、ソマリア、ウガンダ
一年を通して直射日光のあたる場所で管理します。
ボスウェリア・ネグレクタは直射日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、細長い貧弱な株になってしまいます。
また、丈の詰まった株に育てるためにも風通しの良い場所で管理しましょう。
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ただし、ボスウェリア・ネグレクタはあまり水やりの頻度が多すぎると細い枝が徒長しやすくなりますので、
一般的な夏型コーデックスよりは控えめにしたほうが丈の詰まった良い株に育つようです。
秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。
春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
ボスウェリア・ネグレクタは寒さとても弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
また、休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
ケニア、エチオピア、ソマリア、ウガンダが原産の中型の灌木で、年間を通して気温の高い森林地帯が主な自生地。
種小名の 'neglecta' は、“目立たない、見過ごしやすい”といったような意味があり、他の種と混合され見逃されていたような種に使われることが多いようです。
古代から儀式や祀事で使用されてた“乳香(にゅうこう)”の原料となる木としても有名で、ボスウェリア属から採取できる樹脂を香として使用してきた歴史があります。
塊根植物というよりは中型の木に近く、成木になると5-6mほどの大きさにまで成長します。
ただし、成長は極めて遅いため盆栽植物としても栽培されることも多く、乾燥した気候にも耐えるため多肉植物としても扱われています。
非常に硬く締まった樹皮をしており、表面はボコボコと凹凸のある厳つい表情。
小さいながらも、みっしり、ガッチリとした樹形は盆栽好き、コーデックスマニアにとってとても魅力がある一株です。
ずんぐりした幹からは細い枝を伸ばし、枝には細長い逆卵型の小さな葉を繁らせます。
成木にならないと花は咲かないのですが、小さく、白い花を咲かせます。
樹皮を傷つければ樹液が出てくるので、自家製乳香も採取とれなくはないそうですが、それは成木に限った話。
鉢植え植物として栽培するような小さな株ではダメージが大きいので止めておいた方が無難です。
でも自家製乳香は作ってみたいですね。
【科・属】
Burseraceae Boswellia
カンラン科ボスウェリア属
【原産地】
ケニア、エチオピア、ソマリア、ウガンダ
【置き場所】
一年を通して直射日光のあたる場所で管理します。
ボスウェリア・ネグレクタは直射日光が不足すると枝や茎が徒長してしまい、細長い貧弱な株になってしまいます。
また、丈の詰まった株に育てるためにも風通しの良い場所で管理しましょう。
【水やり】
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ただし、ボスウェリア・ネグレクタはあまり水やりの頻度が多すぎると細い枝が徒長しやすくなりますので、
一般的な夏型コーデックスよりは控えめにしたほうが丈の詰まった良い株に育つようです。
秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。
春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。
【肥料】
成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。
【適温】
ボスウェリア・ネグレクタは寒さとても弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
また、休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。