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Adenia volkensii

アデニア・ボルケンシー

Adenia volkensii アデニア・ボルケンシー

中型の珍種トケイソウ科塊根植物、アデニア・ボルケンシー

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常に珍しいトケイソウ科塊根種、“アデニア・ボルケンシー”です。


アフリカ大陸東部の国々、ソマリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、マラウィが原産です。
標高の高い高原地帯(900-1,500m)のサバンナやアカシアやコンミフォラ属の疎林に自生しています。

種小名の 'volkensii' は、19世紀に東アフリカの植物研究に貢献したドイツ人植物学者、ゲオルク・ルートヴィヒ・アウグスト・ヴォルケンズ博士(Dr. Georg Ludwig August Volkens)の名にちなんで命名されました。

地上に酒樽のような涙滴型の塊根を形成する中型のトケイソウ科コーデックスプランツです。
塊根は高さ1.5m、直径50cmほどの大きさにまで成長します。

塊根の表面ははシワの寄った深緑色をしていますが、年月を経るにつれて木質化し、石の表面のような灰褐色へ変化します。

塊根の頂点からは垂直に枝を伸ばし、そこから菱卵形の葉を展開します。
枝には青白い模様が入り綺麗なのですが、年月とともに消えてしまいます。
アデニア・ボルケンシーは成長するに従い葉の形状が変化し、最終的には3裂ほどに分れた掌状の形状になるようです。

ある程度の大きさに成長すると、葉の葉腋からクリーム色のベルのような花を咲かせます。
多くのアデニア属同様、アデニア・ボルケンシーも雌雄異株で雄株・雌株がないと受粉しませんが、受粉すると赤い小さな実をつけます。

なおアデニア・ボルケンシーの樹液は有毒で、その名も 'Volkensin'(ヴォルケンシン)という名の独特の毒素を含んでいます。
自生地ではこの樹液の含まれる葉や表皮を家畜の薬としても使用していたようで、近年は科学的に精製し、医療分野にも用いられていることもあるようです。


【科・属】

Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属

【原産地】

ソマリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、マラウィ

【置き場所】

一年を通して日光のよくあたる場所で管理します。
日光が不足すると幹が徒長してしまい、だらしない姿になってしまいます。

ただし、真夏の西日などに長時間当てると葉が焼けてしまうこともあるので、その際は適度に遮光して管理しましょう。
また硬く締まったしっかりした株に育てるためにも、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
初夏から初秋にかけては日光のよく当たる屋外で雨ざらしで育てるとガッチリした株に育ちます。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。
春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アデニア・ボルケンシーは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。