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Adenia spinosa

アデニア・スピノーサ

Adenia spinosa アデニア・スピノーサ

ぼってりと太った根元がなんともいえない、アデニア・スピノーサ

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デニア属のマイナーメジャー種、“アデニア・スピノーサ”です。


南アフリカ - リンポポ州と、ジンバブエ、ボツワナ南部が原産です。
標高100-1,700mまでの、低木地帯の岩の間やアカシア類の疎林などに自生しています。

種小名の 'spinosa' は、ラテン語で“トゲの多い”という意味があります。

大きな塊根性の幹を持った大型のトケイソウ科コーデックスプランツです。
成熟した大株になると、幹の直径は1mほどの大きさにまで成長します。

綺麗な緑色をした球状からドーム状の形状の幹が特徴で、自生地では半分ほどが地中に埋まっています。
表皮は硬く滑らかな質感をしており、株が若いほど緑色が濃く、成熟するに従ってグレーっぽい色へと変化します。

主幹の成長点付近は急速に細い形状となり、そこからツル状の枝を伸ばします。
株が大きくなるにつれ成長点が複数表れ、枝の数も増えていきます。

成長期は硬くしっかりしたツル状の枝をぐんぐんと勢いよく伸ばします。
枝のところどころからは種小名のとおり、細く長いトゲがまばらに生えています。
このトゲは巻きヒゲの機能も兼ねており、巻きヒゲとしての機能を終えるとトゲとして半永続的に残ります。

枝から生える葉は楕円形から倒卵形をしていて、中央の主葉脈に沿ってやや折れ曲がったような形状をしています。
葉は淡いグリーンをしていて、表面がうっすらと粉吹きがかったような質感をしています。

株が大きくならないと開花しませんが、クリーム色の小さな花を咲かせます。
多くのアデニア属同様、本種も雌雄異株ですので、結実させるには雄株・雌株が必要です。
結実すると、卵形の黄色がかった緑色の小さな果実をつけます。

同属の有名種、'Adenia grauca'(アデニア・グラウカ) によく似た見た目をしているのですが、トゲの有無、葉の形状等で比較的容易に見分けることが可能です。


【科・属】

Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属

【原産地】

南アフリカ - リンポポ州
ジンバブエ、ボツワナ南部

【置き場所】

年間を通して日光の当たる明るい場所で管理します。
アデニア・スピノーサは日光が不足すると幹が徒長し丸い形状へと育ちにくくなります。

ただし、アデニア・スピノーサの塊茎状の幹部分は強い日光に長時間あたると日焼けしてしまいます。
自生地では半分以上地中に埋もれていたり、自ら伸ばした枝で塊根は日光に直接当たらない状態で自生しています。

日光に良く当てるのはあくまで枝部分のみにしましょう。
塊根を埋めるのはなかなか難しいため、寒冷紗を使用したり置き場所を工夫して、塊根を日光に長時間さらさないようにしてください。

また、風通しの悪い場所で管理すると害虫が発生しやすいため、気温が高い時期は屋外などの風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

春から初秋までの成長期は、用土が乾燥してからたっぷり水やりします。
アデニア・スピノーサは旺盛に成長している時期は比較的水を好みます。
塊根が凹んだりしている場合は水が不足しているため、株の様子をみつつ適度に水やりしてください。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らします。
枝の伸長が止まったり、枝が枯れ始めたら断水気味に管理します。

アデニア・スピノーサは休眠期に完全に断水すると塊根状の幹が凹み、回復に時間がかかったり、最悪の場合枯死してしまいます。
休眠中も月に数回、軽く用土を湿らせると細根が完全に枯死することを防げる場合があります。
寒い時期に水やりする場合は好天の続く気温が高い日を狙って午前中にごく少量の水やりし、気温の下がる夜間までにはほぼ乾いている程度にします。
気温の低い休眠期の水やりは根腐れや株の腐敗を誘発しやすいため、極力慎重に行いましょう。

春になると葉が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アデニア・スピノーサは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中も適度な日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。