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Adenia perrieri

アデニア・ペリエリ

Adenia perrieri アデニア・ペリエリ

アデニア属きっての最美葉種、アデニア・ペリエリ

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デニア属きっての最美葉種、“アデニア・ペリエリ”です。


マダガスカル - マハジャンガ州ソアララ(Soalala)近郊のナモロカ国立公園(Namoroka National Park)内のごく一部の地域が原産です。
標高450mまでの範囲の石灰岩や玄武岩の岩山の浅い土壌や、砂質土壌の灌木地帯に自生してします。

種小名の 'perrieri' は、マダガスカルの植生を専門に研究したフランスの植物学者、ジョセフ・マリー・ヘンリー・アルフレッド・ペリエ・デ・ラ・バティエ博士(Dr. Joseph Marie Henry Alfred Perrier de la Bâthie)の名をとって命名されました。

非常に珍しい小型のトケイソウ科塊根植物です。
地中には球形の塊根を有し、塊根の直径は20cmほどの大きさにしか成長しません。

塊根からは太い茎を伸ばし、そこから周囲のモノに絡みつきながらツルを旺盛に伸ばします。
太い茎は周期的に枯れ落ちますが、基部に近い部分は徐々に木質化し、成熟した古株になると太く短い枝のように残ることもあります。

アデニア・ペリエリの最大の特徴は美しい造形の葉にあります。
トケイソウ科の植物は元々葉の美しい種が多いのが特徴ですが、そのなかでも本種の葉の美しさは群を抜いています。

雪の結晶のように複雑に切れ込んだ葉は伝統工芸品のような、言葉で表し難い芸術的な造形をしています。
また葉の葉脈に沿って緑がかった白い模様が入り、葉の美しさを更に際立てています。

成株になると、ツルのところどころから緑がかった白色の小さな花を咲かせます。
多くのアデニア属同様、本種も雌雄異株のため、種を取るためには雄株・雌株が必要です。
なお本種はあまり文献にも記載がないため、どのような色・形状の果実をつけるのかは不明です。

アデニア属は多くの種がコーデックスプランツとして親しまれていますが、本種はほとんど流通することのない貴重種です。
近年では自生地でもほとんど見つかることがないとされているため、入手された方は大事に育ててください。


【科・属】

Passifloraceae Adenia
トケイソウ科アデニア属

【原産地】

マダガスカル - マハジャンガ州ソアララ(Soalala)

【置き場所】

新芽が動き出す春からツルが枯れ落ちる晩秋にかけての間は日光のよくあたる明るい場所で管理します。

アデニア・ペリエリは葉や茎をよく日光に当てるとツルの伸長が抑制され、葉の密度の濃い株姿となります。
日光が不足するとツルや葉が徒長したり、塊根の腐り、害虫の発生を誘発します。

ただし本種の塊根は自生地ではほとんど地中に埋まっています。
小さな株や活着前の株、弱っている株の塊根を長時間強い日光に当てると株が弱り、枯死する場合があります。
日光に良く当てるのはあくまで葉・ツルである点に注意してください。

また、風通しの悪い蒸した場所は株が腐敗しやすくなります。
なるべく風通しの良い場所で管理してください。

【水やり】

成長期の春から初秋にかけては用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
初夏から初秋にかけては日光のよく当たる屋外で雨ざらしで育てるとガッチリした株に育ちます。

秋に入り、涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春まで完全に断水します。

休眠中の冬もある程度の温度や日光が確保できる環境の場合、月に数度ごく少量の水やりで細根の枯死を防ぐと翌春以降の立ち上がりが良くなります。
冬に水を与える場合は、暖かく天気の良い好天が続く日を狙い、午前中に用土をほんの少しだけ湿らす程度水やりし、気温が下がる夜にはほぼ乾いている程度にしましょう。

春になり芽吹きだした際は、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

アデニア・ペリエリは寒さを非常に嫌います。
夜間の最低温度は少なくとも10度以上は確保するようにしてください。

休眠中も株や鉢を適度に日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。