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Puna bonnieae f. inermis

プナ・ボンニエアエ f. イネルミス

Puna bonnieae f. inermis プナ・ボンニエアエ f. イネルミス

プナ・ボンニエアエのトゲ無しタイプ、イネルミス

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っぺり、むっちりとした球形サボテン、“プナ・ボンニエアエ f. イネルミス”です。


変異の多い原種の中から選抜し、品種として固定された種です。
学名に含まれる 'f' は、'forma'(品種名)の略語で、品種名に与えられた 'inermis' は、ラテン語で“トゲのない、非武装の”という意味があります。

小さな団子のような形が愛らしい人気種、'Puna bonnieae'(プナ・ボンニエアエ)の一品種です。

原種は球体の表面にへばりつくような小さなトゲを持っていますが、この“イネルミス”は品種名の意味どおり、トゲがまったくない点が最大の特徴です。
肉眼で確認するのは難しいほど小さなアレオーレ(刺座)と、そのまわりのわずかな綿毛は確認できますが、あのクモのような、ヒトデのような不思議な形のトゲが消失しています。

元々原種のトゲ自体も小さなものでしたが、そんなトゲでもなくなるとのっぺりとした、むっちりとした、不思議な質感に見えてきます。
球体の表面はくすんだ青緑色で、亀甲模様のような稜でおおわれています。

原種も成長は遅いほうですが、この“イネルミス”は更に輪をかけて成長が遅く、自根で育てた場合、2-3年に一度しか新たな球体が出てきません。
(同じ栽培環境下では原種はもう少し成長が早い)
そのため、接ぎ木で育てられることが多いようです。

自根の場合、開花させるのは至難の業ですが、接ぎ木だと比較的開花しやすいようです。
花は球体の2-3倍はある大きく綺麗な黄色からクリーム色の花を咲かせます。
なお開花してある程度時間が経つと、花の色はうっすらとピンク色に変化します。

原種のプナ・ボンニエアエは隠れたファンの多い小型サボテンの名品ですが、更に一歩先行き珍品好きの方におススメです。


【科・属】

Cactaceae Puna
サボテン科プナ属

【原産地】

【原種】アルゼンチン - カタマルカ州ティノガスタ地区 ロロ・ワシ(Loro Huasi)

【置き場所】

原種のプナ・ボンニエアエは標高の高い、乾燥した涼しい気候の地域に自生しています。
蒸し暑さに弱いので夏は適度に遮光し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
空気の停滞した、空中湿度が高い場所では突然腐ってしまうことがあります。

成長期である秋から春にかけては、日光の適度にあたる明るい場所で管理します。
自生地では球体は半分ほど地中に埋もれ、かつ砂ほこりなどで自然と遮光された状態となっています。

あまり強い日光を長時間当てると、球体が焼けたり株が弱ってしまうことがあります。
寒冷紗を用いたり、日照時間を調節し、日光には適度に当てましょう。
ただし、日光が不足すると球体が細長く徒長することもあるため、注意が必要です。

また、プナ・ボンニエアエは冬に寒さに当てないと花芽が形成されないようなので、花が見たい方は冬はある程度の寒さに当てたほうが良いようです。

【水やり】

夏の蒸し暑さに弱いので夏は水やりを少量に控えます。
自根株のプナ・ボンニエアエは太い根をもっているので、ある程度の断水には耐えられます。
水切れよりも過湿に気をつけましょう。

成長期である秋と春は土が完全に乾いてからたっぷりと水やりします。

寒さが厳しくなる冬は水やりの量と回数を控えめにします。
成長を止めている時期も月に数度、天気の良い暖かい午前中に少しだけ水やりしましょう。

【肥料】

成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

プナ・ボンニエアエは南米の標高の高い場所に自生しているため、かなりの寒さに耐えることができます。
ただし寒さに当てる場合は乾燥気味に管理します。
気温の低い状態で用土が長期間湿っていると簡単に根腐れを起こします。
寒さよりも夏の蒸し暑さに注意しましょう。