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Pelecyphora aselliformis

精巧丸

Pelecyphora aselliformis 精巧丸

いくつも群生した立派な株

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怪の見た目の人気種、“ペレキフォラ・アセリフォルミス”です。


メキシコ中央部 - 標高1,800m前後のサン・ルイス・ポトシ(San Luis Potosí)周辺が原産。
礫混じりの荒れた平原の土の中や、灌木の下に自生しています。

属名の 'Pelecyphora' は、ギリシャ語の 'pelekys'(斧) + 'phoros'(身にまとった)の合成語で、'斧を身につけたような'という意味があります。
種小名の 'aselliformis'は、日本でもおなじみのワラジムシの種小名 'Oniscus asellus'の、'asellus' + 'formis'(形をした)、という意味があり、ペレキフォラ・アセリフォルミスの特徴的な刺座(アレオーレ)の形状から命名されました。

日本では古くから“精巧丸”という、とても有名な和名で親しまれています。

数あるサボテンの中でも有数のユニークな見た目をした小型のサボテンで、その強烈な見た目からか、昔からとても人気があります。

奇怪なかたちの刺座(アレオーレ)から櫛状のトゲがビッシリ生えた様子は、種小名どおりワラジムシがへばりついたかのように見えます。
虫嫌いの人は苦手かもしれないこの特徴ですが、じっくり見ると引き込まれるような、自然の造形美を感じる不思議な作りをしています。

球体は通常2-3cmの大きさをしており、ある程度育ってくると仔株を吹き、やがて群生していきます。
また、調子よく育てると春から秋にかけて濃いピンク色をしたとても綺麗な花を咲かせます。

精巧丸は成長が遅いことで有名で、あまりの成長の遅さからか接ぎ木で育てられることがよくあります。
自根の株は非常にゆっくりとしか成長しないので、あせらずじっくり育てて下さい。

良く似た見た目をした、 'Turbinicarupus psedopectinatus'(精巧殿)という種もいるので、見間違えないよう注意しましょう。


【科・属】

Cactaceae Pelecyphora
サボテン科ペレキフォラ属

【原産地】

メキシコ - サン・ルイス・ポトシ(San Luis Potosí)

【置き場所】

年間を通して日光のあたる明るい場所で管理します。
精巧丸は、現地では泥に潜りこむように自生しているので、真夏の直射日光などあまり強い日差しを長時間当てると茶色く日焼けしてしまうこともあります。

ただし基本的には日光を好み、日光が不足すると球体が徒長してしまいますので、日光が弱い季節や、日照時間が短い場所で育てる場合はふんだんに太陽の光にあてます。
真夏は寒冷紗などで適度に遮光して管理しましょう。

また精巧丸は蒸し暑さに弱いため、風通しの良い場所で管理します。

【水やり】

日中に気温がある程度あがり、夜間は涼しくなるような春や秋によく成長します。

成長期は用土が乾いて数日たってからたっぷりと水やりします。
成長期も用土が長時間湿った状態にするよりも、潅水と乾燥のメリハリをつけて水やりするようにします。

また、精巧丸は頻繁に水やりすると根腐れしやすいため、水やりはやや辛めにした方が安全に育てられます。

成長が止まる蒸し暑い夏は水やりを控えめにし、月に数度、涼しい日の夕方に軽く水やりする程度にします。
また、寒さが厳しくなる冬も断水気味に管理します。冬に水やりする際は天気の良い暖かい午前中にごく少量だけ水やりしましょう。

【肥料】

成長期に数度、ごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

精巧丸はある程度の寒さに耐えることができますが、厳冬期は暖かい場所で管理した方が安全です。
蒸し暑さに弱いので、夏は涼し過ごせるようにしましょう。