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Astrophytum caput-medusae

アストロフィツム・カプトメデューサ

Astrophytum caput-medusae アストロフィツム・カプトメデューサ

珍妙な姿が美しいアストロフィツム・カプトメデューサ

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種サボテンの超新星、“アストロフィツム・カプトメデューサエ”です。


メキシコ北東部 - ヌエボ・レオン州(Nuevo León)の一部の限られた地域で、ごくわずかな個体群が見つかり2001年に新種として記載されました。
発見当初は密漁による乱獲を防ぐため、発見場所も公表されませんでしたが、今ではその個体群から採取された種から増やされた株が少しづつ出回っています。

現地は年間を通して気温の高い乾燥した地域で、灌木の下の日陰や、岩の陰などに自生しているようです。

種小名の 'caput-medusae' は、ラテン語で“メデューサの頭”という意味があり、ギリシャ神話に登場する頭髪がヘビになった怪物、ゴルゴン三姉妹の一人“メデューサ”から命名されました。

最大の特徴は、今まで知られてきたサボテンとは似ても似つかないその姿です。
“メデューサの頭”という種小名のとおり、四方八方いろいろな方向に円筒状の茎を伸ばす、なんとも奇妙な株姿をしています。
茎の表面は白い微毛のようなもので覆われており、白光りしたその色や質感もまるで小さな蛇のようです。
種はまったく異なりますが、ユーフォルビア属のタコモノのようにも見えますね。

また、地面の下には小さな塊根を形成し、塊根と茎の生え際には羊毛のような白い密集した毛が生えています。

ある程度の大きさに成長すると、茎の途中に花芽が形成され、黄色い色をしたサボテンらしい大きな花を咲かせます。
ヘビのような葉の先から、とても美しい花を咲かせる様子は珍種好きにはたまらない魅力を放っています。

ちなみに発見当初はディギトスティグマ属(Digitostigma)という属が新設されましたが、遺伝子判定の結果、“兜”で有名なAstrophytum(アストロフィツム属)に変更されました。

成長は非常に遅く、数年育ててもあまり違いが分らないほどのスピードです。
そのためか接ぎ木で育てられることもありますが、カプトメデューサエならではのユニークな特徴を楽しむためには、是非とも実生株で育てて頂きたいところです。


【科・属】

Cactaceae Astrophytum
サボテン科アストロフィツム属

【原産地】

メキシコ北東部 - ヌエボ・レオン州(Nuevo León)

【置き場所】

アストロフィツム・カプトメデューサエは、自生地では小さな潅木の下などに自生しています。
直射日光下で育てるよりも、若干遮光した環境で管理するようにしましょう。

特に夏の日差しが強い時期は寒冷紗などで遮光をし、風通しの良い場所で管理します。
ただし、日光が弱すぎると軟弱な株になってしまいますのである程度の日光は確保しましょう。

日差しの弱まる秋から春にかけては、適度に日光の当たる暖かい場所で管理します。

【水やり】

カプトメデューサは気温が高い時期に成長しますが、蒸し暑さに弱いので潅水は土が完全に乾いてから行います。

冬は断水気味に管理しますが、カプトメデューサの小さい株は冬を超せるほどの水分を体内に蓄えられないので、休眠中も細根が枯れない程度にごく少量の水を与えます。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までにはほぼ乾いているぐらいにしましょう。

【肥料】

成長期にごく薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

カプトメデューサは寒さに弱いので、冬は室内の暖かい場所で管理しましょう。
また高い気温を好みますが、蒸れには注意しましょう。
休眠中はなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。