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Massonia pustulata

マッソニア・プスツラータ

Massonia pustulata マッソニア・プスツラータ

冬が深まる頃に花を咲かせたマッソニア・プスツラータ

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きな葉っぱが特徴の球根多肉植物、“マッソニア・プスツラタ”です。


南アフリカ - 北ケープ州スピッツコップ(Spitzkop)から南ケープ州アルバーチニア(Albertinia)までの海岸線に沿った広い範囲が原産です。
砂の多く含まれた粘土質ロームの土壌や、乾燥した平原に自生しています。

種小名の 'pustulata' は、ラテン語で“水ぶくれのような”という意味があります。

のっぺりと地面を覆うように広がる葉を持った冬型球根植物の人気種です。
大きな楕円形の葉は最大で10-13cmほどの大きさにまで成長します。

一つの球根につき葉は2枚のみ出し、それ以上葉を出すことは決してありません。

葉が出始めたころは暗紫色から暗緑色をしていますが、葉を展開するにつれ緑色が濃くなってきます。
葉の表面は、デコボコとした溝のような突起のようなものでおおわれており、この特徴が種小名の 'pustulata'(水ぶくれのような)に繋がっています。
また葉には複雑な模様も入り、渋いながらも怪しい魅力があります。

成長期がピークに入るころになると、葉の中心部から白い花柱を無数に出した不思議な花を咲かせます。
その様子はまるで白いイソギンチャクの触手のようです。

近似種に 'Massonia longipes'(マッソニア・ロンギペス)という種がいますが、以下のような特徴で判別することが可能です。

・葉の表面の突起は、マッソニア・ロンギペスの方がはるかに多い
・突起の直径はマッソニア・プスツラタが約0.5mmに対し、マッソニア・ロンギペスは1mmほどの大きさがある
・開花時期が異なる。同一環境で栽培した場合、マッソニア・ロンギペスはマッソニア・プスツラタより約2週間ほど早く開花する。
・おしべの花柱がマッソニア・プスツラタは白色に対し、マッソニア・ロンギペスはピンク色をしている

ややこしいことに、日本では少し前まではマッソニア・プスツラタ、ロンギペスは特に区別なく、全て'Massonia longipes'(マッソニア・ロンギペス)として流通していました。
ところが近年は両種ともに“マッソニア・プスツラタ”として流通するようになりました。
おそらく両種はマッソニア・プスツラタのシノニム(同種異名)とする学説もあるようなので、それに倣いそのようになったのではないかと思われます。

また、マッソニア・プスツラタはとても広範囲に渡って自生しているため、地域的な変異が見られる場合もあり、こちらも混乱に拍車をかけているようです。


【科・属】

Liliaceae Massonia
ユリ科マッソニア属

【原産地】

南アフリカ - 北ケープ州スピッツコップ(Spitzkop)から南ケープ州アルバーチニア(Albertinia)にかけて

【置き場所】

成長期の秋から春にかけては日当たりと風通しの良い場所で管理します。
日光が不足したり、風通しの悪い場所で管理するとマッソニア・プスツラタの特徴である葉が徒長してしまいます。
硬く締まった草姿にするためにも、日光と通風は確保しましょう。

ただし西日が長時間当たる場所や、照り返しの強い場所で管理すると葉が焼けることもありますので、その場合は日照時間を調整したり、寒冷紗などで適度に遮光してください。

休眠に入り、葉が枯れ始めてからは強い日光の当たらない涼しい場所で管理します。

【水やり】

涼しくなり、葉が展開し始めてから少しづつ水やりを開始します。
成長期である秋と春は、用土が完全に乾燥する前に水やりしましょう。
ただし頻繁に水やりしすぎると、葉が徒長して伸びやすくなります。

温かくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が枯れ始めた頃から秋まで断水気味に管理します。
体力のない小さな株は、休眠期も月に数度涼しい日の夕方などに、ごく少量の水を与えると球根や細根の枯死を防ぐことができます。

【肥料】

成長期の秋と春に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

マッソニア・プスツラタは涼しい季節に成長する冬型種ですが、長時間気温が低い場所で管理すると葉が萎えてしまうことがあります。
厳冬期は暖かい場所で管理したほうが安全に越冬できます。
また、暑さを嫌うため休眠中の夏は風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。