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Gethyllis spiralis

ゲチリス・スピラリス

Gethyllis spiralis ゲチリス・スピラリス

くるくるの細い葉が特徴、ゲチリス・スピラリス

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るくると螺旋を描く葉が特徴の球根多肉、“ゲチリス・スピラリス”です。


南アフリカ - 西ケープ州のユニオンデール(Uniondale)からウースター(Worcester)にかけてが原産です。
フィンボス (Fynbos) と呼ばれる、地中海性気候の冬季降雨地帯に広がる灌木植生地域に自生しています。

種小名の 'spiralis' は、ラテン語で“螺旋形の、回転した”という意味があります。

ユニークな姿で人気のある多肉性球根植物で、球根径は2-3cmほどの大きさにしか成長しない小型種です。

特徴はなんといってもそのクルクルと螺旋を描く葉です。
ゲチリス属は螺旋状に伸びる葉をもつ種が多いのですが、“螺旋形の”という意味の種小名を与えられた本種はその代表種とも言えます。
葉はうっすらとグレーがかったくすんだ緑色をしていて、触ると少しザラっとした質感をしています。

葉が枯れ休眠に入る直前になると、地面から一つの球根につき一輪だけの花を咲かせます。
花はうっすらとピンク色がかった白色で、とても可憐な印象です。また、とても良い香りを持っています。

同属の 'Gethyllis afra'(ゲチリス・アフラ)と良く似た見た目をしていますが、花の色が全く異なるため判別に困ったら花で判断しましょう。
ただし、開花するまでは判別は困難なため、札落ちしないように気をつけて管理してください。

結実するとインゲン豆のような10cmほどの長細い果実を結実させます。
実も良い香りがするためか、ゲチリス・スピラリスの果実はげっ歯類や鳥に好んで食べられるようです。

ゲチリス属全般に言えることですが、成長は極めて遅く、種から育てると球根が1cmほどの大きさになるまでにも5-6年は必要です。
ただしある程度大きくなると分球して増えるので、気長に育てて分球するのを待ちましょう。


【科・属】

Amaryllidaceae Gethyllis
ヒガンバナ科ゲチリス属

【原産地】

南アフリカ - 西ケープ州 ユニオンデール(Uniondale)からウースター(Worcester)にかけて

【置き場所】

葉が生え始めてからは、日光の当たる明るい場所で管理します。
また、ゲチリス・スピラリスは通風の良い環境を好むので、風通しの良い場所で管理しましょう。

日光や風通しが弱いと、葉が徒長してだらしない姿になったり、螺旋状の葉の巻き具合が弱くなります。
また、成長期も蒸し暑く密閉された温室などで管理すると、球根が腐ることもあるので注意しましょう。

完全な冬型種であるゲチリス・スピラリスは高温と蒸し暑さに弱いので、休眠に入る夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

成長期の秋と春は土が乾いてからたっぷりと水やりします。
多くのゲチリスはやや乾燥した状態を好みますが、ゲチリス・スピラリスは成長期は比較的水分を好みます。

ただしあまり頻繁に水やりすると葉の巻き具合が緩やかになることもあるので、水のやりすぎには注意しましょう。

ゲチリス・スピラリスは冬型種ですが、寒さが厳しくなる厳冬期は若干水やりを少なめにします。
蒸し暑くなり始めた頃から徐々に水やりを控え、葉が枯れた以降は涼しくなるまでは断水して管理します。

休眠中は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると球根の枯死が防げます。
その際はよく風のとおる涼しい夕方以降に用土を軽く湿らす程度に水やりし、朝までには用土が乾いているぐらいを目安にしましょう。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ゲチリス・スピラリスは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
寒さよりも夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。