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Gethyllis setosa

ゲチリス・セトーサ

Gethyllis setosa ゲチリス・セトーサ

剛毛の生えた葉が特徴の希少ケープバルブ、ゲチリス・セトーサ

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毛の生えた葉が特徴の希少ケープバルブ、“ゲチリス・セトーサ”です。


南アフリカ - 北ケープ州のブラートラップ(Bulletrap)近郊、および西ケープ州のマイキースフォンテン(Matjiesfontein)周辺が原産です。
フィンボス (Fynbos) と呼ばれる、地中海性気候の冬季降雨地帯に広がる灌木植生地域に自生しています。

種小名の 'setosa' は、ラテン語で“剛毛のある”という意味があります。

一目で本種と分かる強烈な見た目を持ったゲチリス属の希少種です。
葉の長さは最大で4-5cmほどしかなく、地中に埋まった球根も直径2-3cmほどにしかならない小型種です。

白く粗い剛毛が葉全体から生えている姿は、個性的な種の多いゲチリス属の中でもひと際ユニークです。
この剛毛の役割として、雨の少ない地域に自生する本種が寒流であるベンゲラ海流に冷やされた空気から生じる露を効率よく集めるためと考えられています。

毛で覆われた葉は緑色で、一つの球根から5-8枚ほど展開します。
なおゲチリス・セトーサの葉の形状には変異があり、槍先状の細長い葉や、スペードのような形をした幅広の形状をしています。

葉が落ちた後、しばらくしてから白から薄いピンク色の美しい花を咲かせます。
花はゲチリス属の他種同様、非常に良い芳香があります。

ゲチリス属といえば螺旋した葉を持った種が有名ですが、唯一無二の特徴を持った本種も負けじと魅力的です。


【科・属】

Amaryllidaceae Gethyllis
ヒガンバナ科ゲチリス属

【原産地】

南アフリカ - 北ケープ州のブラートラップ(Bulletrap)、西ケープ州のマイキースフォンテン(Matjiesfontein)周辺

【置き場所】

葉が生え始めてからは、日光の当たる明るい場所で管理します。
また、ゲチリス・セトーサは通風の良い環境を好むので、風通しの良い場所で管理しましょう。

日光や風通しが弱いと、葉が徒長してだらしない姿になったり、葉のウェーブ具合が弱くなります。
また、成長期も蒸し暑く密閉された温室などで管理すると、球根が腐ることもあるので注意しましょう。

完全な冬型種であるゲチリス・セトーサは高温と蒸し暑さに弱いので、休眠に入る夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
通風があまり確保できない場合でも、扇風機などで風を送ると暑さによるダメージを減らすことができます。

【水やり】

成長期の秋と春は土が乾いてからたっぷりと水やりします。
多くのゲチリスはやや乾燥した状態を好みますが、ゲチリス・セトーサは成長期は比較的水分を好みます。

ただしあまり頻繁に水やりすると葉の巻き具合が緩やかになることもあるので、水のやりすぎには注意しましょう。

ゲチリス・セトーサは冬型種ですが、寒さが厳しくなる厳冬期は若干水やりを少なめにします。
蒸し暑くなり始めた頃から徐々に水やりを控え、葉が枯れた以降は涼しくなるまでは断水して管理します。

休眠中は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると球根の枯死が防げます。
その際はよく風のとおる涼しい夕方以降に用土を軽く湿らす程度に水やりし、朝までには用土が乾いているぐらいを目安にしましょう。

【肥料】

成長期の秋に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ゲチリス・セトーサは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
寒さよりも夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は涼しい場所で管理しましょう。