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Eriospermum mackenii

エリオスペルマム・マッケニー

Eriospermum mackenii エリオスペルマム・マッケニー

巨大塊茎種、エリオスペルマム・マッケニー

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きな塊根と美しい葉が特徴の巨大種、“エリオスペルマム・マッケニー”です。


ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ザンビアを中心としたアフリカ大陸南部一帯の広い範囲が原産です。
広大な範囲が自生地のため自生環境も多岐に渡りますが、一般的には大草原の灌木の根元や、川岸近くの岩の間などに自生しています。

種小名の 'mackenii' は、19世紀に南アフリカや西インド諸島の植物収集で活躍したスコットランド出身の園芸家、マッケン・マーク・ジョンストン氏(Mr. McKen Mark Johnston)の名をとって命名されました。

ユリ科(キジカクシ亜科)エリオスペルマム属の大型種で、塊茎は直径15cmほどの大きさにまで成長します。
本種は100種を超えるエリオスペルマム属の最大種とされています。
なおエリオスペルマム属の人気種の多くは、南アフリカの冬季降雨地帯に自生する冬型種ですが、夏季に雨量のある地域に自生している本種は暖かい季節に成長する夏型種です。

硬くしっかりとした塊茎は扁平なアンパンなような形状で、ほとんどが地中に埋まっています。
暗い茶褐色をした表皮は、他のエリオスペルマム属の表皮に比べて硬く厚いため、少しだけ露出させて栽培されることもあります。

どこに成長点があるのか良く分らない冬型エリオスペルマムとは違い、本種は塊茎の天辺にのみ成長点があります。
成長点は刷毛のような筆のような、粗く茶色い毛が密集して生えています。

租毛の中心からは先端の尖った楕円形の葉を伸ばします。
葉は展開し始めは筒状に丸まっていますが、伸びきると綺麗に広がります。
葉の色は青みがかった緑色でうっすらと粉吹いたようなマットな色合いをしており、とても綺麗です。
また葉軸は赤く染まることが多く、葉の色と相まってなんとも上品な印象を持っています。

大きく充実した株は、葉の展開と同時期に長い花茎を伸ばし、総状花序の花を咲かせます。
やや地味な花は黄色から薄いクリーム色をしています。

なお本種は広大な範囲に自生しているためか、葉の色や形状、花の色もバリエーションが確認されています。
一般的にイメージされるような、エリオスペルマムっぽい種ではありませんが、一風変わった夏型エリオスペルマムとして楽しんで栽培してください。


【科・属】

Liliaceae Eriospermum
ユリ科エリオスペルマム属

【原産地】

アフリカ大陸南東部一帯

【置き場所】

ケープバルブ愛好家に人気のある多くのエリオスペルマム属とは異なり、本種は暖かい季節に成長する夏型の植物です。

葉が展開し始めて以降の春から初秋までは、適度な日光のあたる明るい場所で管理します。
日光が不足すると葉の徒長や害虫の発生、塊茎の腐敗を誘発します。
エリオスペルマム・マッケニーは日光に良く当たると、葉の発色がとても良くなります。

ただし真夏の直射日光や西日などの強い日差しに長時間当てると、葉が焼ける場合があります。
その場合は日照時間を調節したり、寒冷紗等を使って日照を調整してください。
また活着前に葉を展開した株などを長時間の日光に当てる場合も同様に注意してください。

【水やり】

葉が展開し始めて以降の春から初秋までは、用土が完全に乾燥しきる前にたっぷり水やりします。
エリオスペルマム・マッケニーは成長期に水が不足すると葉を落とす場合があります。

気温が下がるにつれ、水やりの回数と量を徐々に減らし、葉が枯れて休眠に入ってから翌春までは断水気味に管理します。

休眠中も月に1-2回程度ごく少量の水やりをすることで細根の枯死を防ぎ、翌春以降の立ち上がりが良くなる場合があります。
休眠中に水やりする際は、気温が高く好天の続く日の午前中に用土を軽く湿らす程度にしましょう。
ただし気温の低い日に水やりしたり、水やりの量が多いと塊茎が腐敗します。
休眠期に水やりする際は細心の注意を払ったうえで行ってください。

【肥料】

葉の展開している春から秋にかけて、液肥等の肥料をごく少量与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、緩効性の化成肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

エリオスペルマム・マッケニーは寒さを嫌うため、冬は暖かい場所で管理します。
特に小さい株や、よく根の張っていない活着前の株は寒さに当てないように注意してください。

休眠中も塊茎や表土・鉢を適度な日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。