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Boophane haemanthoides

ブーファン・ハエマンソイデス

Boophane haemanthoides ブーファン・ハエマンソイデス

大型の美種球根植物、ブーファン・ハエマンソイデス

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型の美種球根植物、“ブーファン・ハエマンソイデス”です。


南アフリカ - 西ケープ州西岸の沿岸地帯一帯が原産です。
冬季降雨地帯であるこの一帯の平原や丘陵、玄武岩の岩の間などに自生しています。

種小名の 'haemanthoides' は、ラテン語で“ハエマンサス(haemanthus)に似た”という意味があります。

同属の人気有名種、'Boophane disticha'(ブーファン・ディスティチャ)に似た見た目の大型の球根多肉植物です。

古株になると球根の直径は20cmほどの大きさにまで成長します。
球根はタマネギの皮のような薄茶色の枯れた表皮に覆われていますが、自生地では球根は2/3ほどが地中に埋まっています。

涼しい季節になると、地表に出た枯れた薄皮の間から細長い葉を扇状に展開します。
ブーファン・ハエマンソイデスの葉はブーファン・ディスティチャの葉に比べて幅広で、葉のフチはごく緩やかに波打っています。
やや厚みのある葉は灰色がかった緑色で、葉の表面はうっすら粉吹いているような質感をしています。

波打った大きな葉が扇状に目一杯広がる姿は、数あるケープバルブの中でも最も目立つ姿といえます。


気温が上がると葉を落とし休眠に入ります。
葉が展開し始める直前の夏の盛りに太い花茎を伸ばし、ボンボリのような、ブラシのような頭状花序の花を咲かせます。
花の色は黄色からクリーム色をしていますが、株が成熟するにつれ赤色になっていくようです。
種小名はこの花の形態がハエマンサス属に似ているため、命名されました。

まだ嗅いだことはありませんが、花は良い香りがするため、現地ではアリや蜂をポリネーター(花粉媒介者)として利用しているようです。

花が枯れた後は、ブーファン・ディスティチャのように花序の部分が落ち、ボールのように転がりながら種をまき散らすようです。
なお、花粉は有毒なため、開花したら屋外で管理したほうが良さそうです。

成長は非常に遅く、種から育てた場合、開花までには15-20年ほどかかるようです。
自生地にあるような見事な大株になると樹齢100年を超えるものもあるとか。

開花までとても時間のかかる植物ですが、開花を夢見て気長に育てましょう。


【科・属】

Amaryllidaceae Boophane
ヒガンバナ科ブーファン属

【原産地】

南アフリカ - 西ケープ州

【置き場所】

成長期の秋から春にかけては直射日光のよくあたる場所で管理します。

日光が不足すると葉が徒長したり、球根が腐りやすくなります。
大きな株になると花付きも悪くなるので日当たりには注意しましょう。

また、風通しの悪い場所では害虫が発生したり、軟弱な株になります。
硬く締まった球根に育てるためにも日当たりと通風は確保しましょう。

休眠中は遮光した棚上など、風通しがよく涼しい場所で管理しましょう。

【植え付け】

ブーファン・ハエマンソイデスは球根を2/3、少なくとも半分は用土に埋めた方が調子良く育ちます。
また、球根の下部から下に向かって長く根を伸ばすため、鉢は深さのあるものに植え付けましょう。
ただし深い鉢は口径の広く、用土の量が増えて過湿になる場合があるため、鉢の素材を素焼きにしたり、細長い鉢に植え付けるように工夫します。

【水やり】

休眠中の株は基本的に断水して管理しますが、断水期間が長期に渡ると根が完全に枯れることがあります。
休眠中も月に1-2回、ごく少々の水やりを行うと成長期の立ち上がりが良くなる場合があります。

休眠から目覚め、葉が展開し始めてから少しづつ水やりを開始します。
旺盛に成長する秋は、用土が完全に乾燥する前に水やりしましょう。

水やりする際は、球根の水を上からかけると薄皮の間に水が溜まり薄皮が剥がれてしまったり、球根が腐ってしまうことがありますので、できれば株元に水やりするようにします。

気温が上がり葉が枯れ始めてから徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ちてからは断水気味に管理します。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

ブーファン・ハエマンソイデスは涼しい時期に成長する冬型種ですが、極端な寒さは嫌います。
0度は下回らないように注意しましょう。
休眠中の夏は風通しの良い、涼しい場所で管理しましょう。