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Whitesloanea crassa

ホワイトスロアネア・クラサ

Whitesloanea crassa ホワイトスロアネア・クラサ

ガガイモ界の希少種、ホワイトスロアネア・クラサです

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マリア原産の超希少ガガイモ、“ホワイトスロアネア・クラサ”です。


“アフリカの角”と呼ばれるソマリア北部の半島、ソマリランドにのみごく小数の固体群が自生しています。
現地の危険な情勢と、少数の固体群しか自生していないという状況からか、一昔前までは幻の希少種とされていました。

非常に乾燥した地域の砂と岩で形成された丘陵の谷間などに自生しています。

属名の 'Whitesloanea' は、ガガイモとユーフォルビアを専門としたアメリカの植物学者、アラン・キャンベル・ホワイト博士(Dr. Alain Campbell White)と、ボイド・リンカーン・スローン博士(Dr. Boyd Lincoln Sloane)の名称を合わせたものになります(White + Sloane)。

種小名の 'crassa' は、ラテン語で“太い、多肉質の”といった意味があります。

白いマットな質感の肌とシンメトリカルな四角いフォルムが特徴の小型ガガイモで、奇怪な姿をしたガガイモ属の中でも独特の高貴な雰囲気をもっています。

粉吹いたような白い表皮にはわずかに斑点のような模様が入り、意外にもしっかりとした弾力を持っています。
でっぷりと太った円柱のような茎の稜は、頂点付近が恐竜の背びれのように緩やかにギザギザとしていて、それもクラサの密かな特徴の一つです。

多肉ガガイモといえば、奇妙で怪しい花が特徴の種が多いのですが、ホワイトスロアネア・クラサの花はガガイモ属にしてはシンプルな、ベルのような形状の花を株元から咲かせます。
ホワイトスロアネア・クラサや同属のプセウドリトスは、その奇妙な姿こそがポイントなので開花時期以外も楽しめるのが良いところですね。

性質は気難しく、調子良く育っていても突然根元から溶けるように枯れてしまうこともしばしばあります。

ホワイトスロアネア・クラサに限らず、ソマリアやエチオピア産の多肉植物は、姿や形状が変わった姿をしているものが多く、珍種好きの愛好家の間では根強いファンがいます。
ですが、現地の環境が特殊な為か、栽培も難しいものが多くなかなか出回りません。
もし栽培する機会がある場合は慎重に、大事に育ててあげてください。


【科・属】

Asclepiadaceae Whitesloanea
ガガイモ科ホワイトスロアネア属

【原産地】

ソマリア - ソマリランド

【置き場所】

年間をとおして明るい場所で栽培します。
直射日光が半日ほど当たる場所なら遮光しなくても問題ありませんが、長時間当たる場合はホワイトスロアネア・クラサの白い肌が赤く焼けてしまう場合がありますので、その際は若干遮光しましょう。
また、ホワイトスロアネア・クラサはソマリアの極度に乾燥した地域に自生する植物ですので通気の悪い、蒸し暑い場所では突然腐ってしまうことがあります。
通風に気をつけ、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

基本的に乾燥を好む植物ですので、水やりは一般的な多肉植物よりも少なめにします。
成長期の夏は土が完全に乾いてからたっぷり水やりします。
その際も乾くたびに与えるのではなく、しばらく乾燥させるぐらいの間隔で水やりしましょう。

ホワイトスロアネア・クラサは株元から腐ることが多いので、株元付近は軽石や通気性の良いやや大粒の用土を使用して、水はけが良くなるように気をつけましょう。

秋に入り、涼しくなってきた頃から徐々に水やりの回数と量を減らし、春まで断水気味に管理します。
寒い時期は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げます。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までには完全に乾いている程度にしましょう。
休眠明けの春から徐々に水やりを再開します。その際はいきなりたくさん水やりせず、少しづつ量と回数を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を混ぜ込んでおいても良いと思います。
また、ガガイモの仲間はカイガラムシや根ジラミがとても発生しやすいので、粒状の薬剤を少量用土に混ぜ込んで害虫も発生を防ぐと効果的です。

【適温】

ホワイトスロアネア・クラサは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中も適度に日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。