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Rhytidocaulon macrolobum

リチドカウロン・マクロロブム

Rhytidocaulon macrolobum リチドカウロン・マクロロブム

奇妙な模様が映えています

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人好みの珍種ガガイモ、“リチドカウロン・マクロロブム”です。


アラビア半島南西部から東アフリカの沿岸部の一部の地域が原産のガガイモ科植物。自生地では岩場に点在するブッシュの陰など生えているそうです。
属名の 'Rhytidocaulon' は、ギリシャ語の 'rhytidos'(皺のある)と、'kaulos'(caulis:茎)の合成語で、その特徴的な外観から命名されました。
種小名の 'macrolobum' は、ギリシャ語で“大きな裂片の”という意味があります。おそらくリチドカウロン・マクロロブムの大きく裂けた花弁を指しているのではないか?と思われます。

まるで枯れ枝のような外観をしていますが、よく見ると多肉質な茎を持った不思議なガガイモです。
焦げ付いたようなオリーブグリーンの表皮には、属名どおり皺がいくつも刻まれ独特の雰囲気を醸し出しています。
成長するにしたがい枝は分岐し、枯山水にも通じるその独特の雰囲気に磨きがかかる株。

その奇妙な外観だけでなく、小さいながらもガガイモらしい特徴的な形状の花を咲かせます。
手裏剣、またはヒトデのような形をした花には緻密な模様が描かれ、地味な本種を育てるうえでの小さな喜びです。

派手さは一切ないマニア好みのリチドカウロン・マクロロブムですが、侘び寂びを感じる枯れた味わいのある種です。


【科・属】

Asclepiadaceae Rhytidocaulon
ガガイモ科リチドカウロン属

【原産地】

サウジアラビア、イエメン、オマーン、ソマリア

【置き場所】

一年を通して明るい場所で管理します。
リチドカウロン・マクロロブムは、自生地ではブッシュの陰などに自生しているそうですが、強光にも耐えることができます。
直射日光にさらす場合は、風通しに気をつけ太陽に徐々に馴らしながらにしましょう。
照り返しの厳しいベランダや風通しの悪い環境では日焼けしてしまうことがあるので、寒冷紗等で適度に遮光した環境で栽培しましょう。

また、リチドカウロン・マクロロブムの自生地は極度の乾燥地帯ですので通気の悪い蒸し暑い場所では突然腐ってしまうことがあります。
空気がこもらないよう通風に気をつけ、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

基本的に乾燥を好む植物ですので、水やりは一般的な多肉植物よりも少なめにします。
成長期の夏は土が完全に乾いてからたっぷり水やりします。
その際も乾くたびに与えるのではなく、しばらく乾燥させるぐらいの間隔で水やりしましょう。

秋に入り、涼しくなってきた頃から徐々に水やりの回数と量を減らし、春まで断水気味に管理します。
寒い時期は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げます。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までには完全に乾いている程度にしましょう。
休眠明けの春から徐々に水やりを再開します。その際はいきなりたくさん水やりせず、少しづつ量と回数を増やしていきます。

ガガイモの仲間であるプセウドリトスは根ジラミやカイガラムシがつきやすく、乾燥する冬は特に注意します。
これらの虫は湿度を嫌うため、霧吹きでたまに水をかけてあげるとある程度予防できます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料をごく少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】

リチドカウロン・マクロロブムは寒さに非常に弱いため、冬は暖かい場所で管理します。
休眠中はなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。