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Ceropegia bosseri

セロペギア・ボッセリ

Ceropegia bosseri セロペギア・ボッセリ

暗黒の珍奇種ガガイモ、セロペギア・ボッセリ

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黒の珍奇種ガガイモ、“セロペギア・ボッセリ”です。


マダガスカル - トゥリアラ州イサロ(isalo)から北部のマナンボロ(Manambolo)にかけてが原産です。
ディディエレア科の植物がまばらに繁る乾燥林のブッシュの下などに自生しています。

種小名の 'bosseri' は、マダガスカルとモーリシャス諸島の植物学に大きな貢献をしたフランス人植物学者、ジーン・マリー・ボッサー博士(Jean Marie Bosser)の名をとって命名されました。

多肉質の茎をもったガガイモ科の植物で、植物らしからぬ禍々しい見た目が大きな特徴。
その奇妙な株姿は爬虫類のガラガラヘビやヨロイトカゲ、地中に巣くう節足動物を連想してしまいます。

黒に近い暗紫色をした表皮は萎びたゴムのような、なんともいえない質感です。
茎は緩やかにねじれながら地面を這うように伸びていき、ところどころからツノのような突起が出てきます。

突起の先端からは鈍いツヤのある、とても小さな葉を出しますが葉はすぐに脱落してしまします。

成長期になると長い花柄を伸ばして花を咲かますがが、セロペギアの仲間らしいスカスカのひょうたん細工のような珍奇な花を咲かせます。

'Ceropegia adrienneae'(セロペギア・アドリエンネアエ)という良く似た種がいますが、近年ではセロペギア・ボッセリのシノニム(同種異名)とされているようです。

地味ながらも奇怪な姿を好むガガイモマニアには堪らない一種です。


【科・属】

Asclepiadaceae Ceropegia
ガガイモ科セロペギア属

【原産地】

マダガスカル - トゥリアラ州イサロ(isalo)からマナンボロ(Manambolo)にかけて

【置き場所】

一年を通して明るい場所で栽培します。
直射日光が半日ほど当たる場所なら遮光しなくても問題ありませんが、長時間当たる場合は日焼けしてしまうことがありますので、30%ほど遮光しましょう。

また、乾燥地帯に自生する植物ですので通気の悪い、蒸し暑い場所では突然腐ってしまうことがあります。
通風に気をつけ、風通しの良い場所で管理しましょう。

【水やり】

成長期の夏は土が乾いてからたっぷり水やりします。
成長期にあまり長時間乾燥させると生育が悪くなってしまいますので、暑い時期は頻繁に水やりしても問題ありません。
ただし、その際は適度に日光の当たる、通気の良い場所で管理しましょう。

秋に入り、涼しくなってきた頃から徐々に水やりの回数と量を減らし、春まで断水気味に管理します。
寒い時期は基本的に断水しますが、月に1、2回ごく少量の水やりをすると細根の枯死が防げます。
その際は天気の良い午前中に行い、夜までには完全に乾いている程度にしましょう。

休眠明けの春から徐々に水やりを再開します。その際はいきなりたくさん水やりせず、少しづつ量と回数を増やしていきます。

【肥料】

成長期の夏に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質肥料や、マグァンプKなどの緩効性肥料を混ぜ込んでおいても良いと思います。
また、ガガイモの仲間はカイガラムシや根ジラミがとても発生しやすいので、粒状の薬剤を少量用土に混ぜ込んで害虫も発生を防ぐと効果的です。

【適温】

セロペギア・ボッセリは寒さにとても弱いので冬は暖かいところで管理します。
休眠中はなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。